愛猫を短命にしかねない『NGなご飯の与え方』3選 正しい食事のポイントも解説

愛猫を短命にしかねない『NGなご飯の与え方』3選 正しい食事のポイントも解説

猫にとって、ご飯は健康状態に影響を与える大切な要素のひとつです。今回は、ご飯にまつわるやってはいけない与え方を紹介します。正しいご飯の与え方を知り、愛猫の長生きにつなげましょう。

1.たくさん与える

猫が可愛いからといってご飯を与え過ぎると、体重が増えて肥満につながります。ぽっちゃり体型の猫は可愛らしいですが、さまざまな病気のきっかけになるため注意が必要です。

例えば、肥満を起因とした病気のひとつに『糖尿病』があります。

インスリンの不足やインスリンが効きづらくなる病態により、生命維持に必要なエネルギーが足りなくなる怖い病気です。発症により「多飲多尿」という症状が見られるようになり、このまま放っておくと重症化して命に関わります。治療には日常的なインスリン投与が必要になるため、気を付けなければなりません。

また、肥満から関節にダメージが加わって『関節炎』になったり、皮下脂肪が増えて心臓病や泌尿器疾患のリスクが上がったりすることも。

ちなみに、猫のおねだりは必ずしも空腹というわけではなく、ストレスや習慣から来ている場合もあります。

避妊去勢手術や加齢の影響で、過剰に食べたがることもあるようです。本当は何を求めているのか観察してみましょう。

2.栄養が足りない

当然のことですが、食べ過ぎとは反対に食べなさ過ぎも体によくありません。ある程度の量を食べていても、実際に口にしているのはおやつばかりとなると栄養不足になってしまうこともあります。

よくあるのは、ご飯を目分量で与えて栄養が不足するケースです。

もともと小食の猫だと、気が付かないまま病気のリスクを上げてしまうこともあります。ダイエットのためにご飯を減らした結果、必要な栄養が補えなくなるというパターンも。

また、一見すると理想的に思える『手作りご飯』にも注意が必要です。

猫のご飯は専門的な知識が必要であり、思っている以上に献立作りが難しいもの。ときには食材によって中毒を起こすこともあるため、安易に手を出さない方がいいといえます。

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