わかめ、昆布、もずくなどの海藻類やユーグレナ、クロレラなどの微細藻類は、“スーパーフード”として取り扱われることもあるほど栄養豊富です。 最近では、これらの藻類(そうるい)を日常の食生活や美容に取り入れることで健康的な身体作りを目指す活動「藻活(もかつ)」が、海外をはじめ、日本でも広がってきているようです。
国内で藻類への注目が集まっているのが分かるトピックスがあります。それが、2025年の大阪・関西万博に出展するパビリオン「日本館」の第1弾となる展示のテーマ「循環」において、藻類の魅力を伝えるべく、藻類になりきったハローキティが案内することが決まったこと。藻類はバイオ燃料の原料としても活用可能性があるため、循環において注目が高まっているのです。
藻類はさまざまな栄養を持ちますが、例えばユーグレナという微細藻類には、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、不飽和脂肪酸など、59種類もの栄養素を含みます。また、スピルリナにはたんぱく質がとくに豊富に含まれており、アミノ酸をはじめ、ビタミン・ミネラルなど50種以上の栄養成分を持つといわれています。
市販の食品にも、藻類を含む食品が続々と増えています。これから注目したい3つの食品をみていきましょう。
■「からだにユーグレナ」シリーズ
ユーグレナ社の「からだにユーグレナ」は、石垣島ユーグレナを利用したパウダーやドリンク、ふりかけなど多様な種類の食品を美味しく摂取できるとか。子どもでも美味しく飲食できるドリンクのフルーツミックスやいちごミックス、ふりかけ、フルーツオレパウダーなどもラインアップしており、親子で藻活ができそう。
また、同社の別ブランドで、たんぱく質を多く含む獺祭焼酎粕を再利用したサプリメント「bioDays 獺祭」は、ユーグレナと麹から生まれた新素材「みどり麹」入り。アルコール分を含まないため、老若男女問わず栄養補給ができるのも魅力です。
■「inバープロテインNEO<スピルリナ>」
森永製菓のプロテインバーシリーズに、2024年9月、スピルリナを利用したものが加わりました。藻特有のニオイを独自技術にてマスキングし、抹茶味のクランチチョコとして美味しく仕上げているそう。タンパク質を10g含んでおり、トレーニングに親しむアクティブな人にぴったりとか。
■「Umamo(うまも)」シリーズ
完全植物性のDHAを高含有する、沖縄生まれのスーパーフード「Umamo(うまも)」は、2023年2月に「Umamo Omega-3 Special(ウマモ オメガ-3 スペシャル)」というサプリメントを発売。主に魚から得られるDHAですが、なかなか摂取が難しいのが現状。実は、UmamoはそのDHAを最初に作る微細藻類の1種であり、青魚の10倍以上ものDHA含有量といわれているのです。そのUmamoを100億個含むサプリメントは、DHAの他、GABAやBCAAなどの豊富な栄養を摂取できるそうですよ。
いかがでしたか? これらの食品があれば、藻活の可能性もますます広がっていきそうですね。自分に合った「藻活」ができるよう、ぜひお気に入りアイテムを見つけてくださいね。
配信: アサジョ