猫にやってはいけない『間違った歯磨き方法』4選 かえって健康を損ねかねない!

猫にやってはいけない『間違った歯磨き方法』4選 かえって健康を損ねかねない!

虫歯や歯周病を予防してくれる歯磨きは、猫の健康を維持するうえでも重要なお世話のひとつです。しかし、やり方にはいくつか注意点があります。今回は猫の歯磨きでNGな行為を解説します。

3.人間用の歯磨きグッズを使う

意外とやりがちなのが、人間用の歯磨きグッズを使ってしまうこと。一見、何も問題がないように思えますが、実は危険がたくさん潜んでいます。

まず、人間用の歯ブラシ。人間用の歯ブラシは猫の歯茎や歯に用いるには少し硬めです。口内を傷つける原因となります。

そして、人間用の歯磨き粉も猫には使用してはいけません。歯磨き粉の中には、猫に害をもたらす成分が含まれていることがあるため、使ってはいけません。

中でもNGなのがキシリトール。人間にとっては歯を守ってくれる有効成分ですが、猫がキシリトールを摂取すると低血糖を引き起こす可能性があります。

人間用の歯磨きグッズは、あくまでも人間に対してのみ安全性が保障されているものです。猫には猫専用の歯ブラシとペーストを使用することで、安全に歯磨きをすることができます。

4.市販の歯磨きおやつだけで済ませてしまう

「猫がどうしても歯磨きを嫌がってしまうから、歯磨きおやつだけで済ませている。」そういったお宅も多いでしょう。気持ちは分かりますが、正直好ましくはありません。

歯磨きおやつやサプリメントなどは、あくまでも歯の健康維持をサポートするためのアイテムです。完全な歯磨きの代わりにはなりません。

どうしても歯磨きを嫌がってしまう猫の場合は、獣医師など専門家に相談しながらケアの方法を見直しましょう。

定期的な歯石除去などの獣医療的な処置が必要になる場合もあります。

関連記事: