1.フードの横取り
ご飯を食べるスピードや、一度に食べる量は猫によって個体差があります。
そのため、多頭飼いしていて同じ時間にご飯を与えることで、食べるのが早い食いしん坊な子は、他の猫の食事まで横取りして食べてしまうのです。
特に外で暮らしていた保護猫は食事に対して貪欲になりがちな傾向があるので、食べられるものは食べられるうちに食べようとすることが多いです。
生まれた時から完全室内飼いの猫の中にも、出された分を一気に食べる子と、少しずつ分けて食べる子がいます。
我が家には2匹の猫がいますが、上の子は「ちょこちょこ食べ」、下の子は「一気食い」タイプです。
同じような状況で育った猫でも、このように食べ方は全く違います。食べる量に偏りが出ないように工夫することが大切です。
2.食事量が管理できない
食べる量やスピードが違うことで困るのは「一匹の食事量を把握できない」ということです。
同じ時間に、同じ量の食事を与えている場合、横取りされてしまうと片方はカロリーオーバーになりますし、もう片方は必要な栄養素を摂取できていないことになります。
そのため、肥満になったり栄養失調になったりと、体に不調が出てしまう可能性もあるのです。丸々とした猫はかわいいですが、肥満は糖尿病などあらゆる病気の引き金になるため、笑って見過ごせない問題です。
同じ量を与えているのに、明らかに体格差が出ている場合は、飼い主の見ていないところで横取りされているのかもしれません。
一日の食事量を把握することは、猫の健康管理には必要不可欠です。食事の様子を観察し、規定量を食べているか確認するようにしましょう。
また、定期的に体重測定を行い、体重の明らかな増減がないか、体型に変化がないかも記録しましょう。
配信: ねこちゃんホンポ