気が付くとすぐに汚れてしまうのが、風呂場の鏡。白いうろこのような汚れがこびりついてしまい、洗ってもなかなか落ちません。
また、汚れがひどいと曇って見えにくくなってしまうのも困りますよね。
そこで、TOTO株式会社(以下、TOTO)に取材し、風呂場の鏡のケア方法をまとめました。
風呂場の鏡の日常的なお手入れ方法
一般的に、風呂場の鏡が曇るのは、お湯から出た湯気が鏡に触れて、細かい結露が発生するからです。
湯舟やシャワーでお湯を使うので、鏡が曇ってしまうのはある程度仕方がありません。
しかし、鏡が汚れている状態だとより曇りやすくなるため、汚れが付かないよう、こまめなお手入れが必要です。
TOTOでは風呂場の鏡のお手入れとして、以下の方法を紹介しています。
1.シャワーの水、またはお湯を鏡にかけて予備洗いをする。
2.浴室用中性洗剤を柔らかいスポンジに付けて鏡を洗う。
3.洗剤をよく洗い流す。
4.から拭きをする。これによりきれいな状態がキープできる。
研磨剤入りの洗剤や硬いスポンジは鏡を傷付けるためNG。普段のお手入れはこの4つのステップで行いましょう。
※写真はイメージ
風呂場の鏡に付着した白い汚れの対処方法
お手入れを怠ると、鏡に白い斑点やぶつぶつのような汚れが付着します。TOTOによるとその原因は…。
汚れの原因は石鹸や水あかです。
鏡の表面はツルツルというイメージがありますが、実はそのような単純な構造ではなく、顕微鏡で確認すると表面にはかなり凹凸があります。
そこに汚れが入り込むことで、簡単には落ちない汚れが蓄積されてしまいます。
石鹸や水あかが原因の汚れはガンコで落としにくいため、通常のお手入れでは取り除くのが簡単ではありません。
TOTOによると、ガンコな石鹸や水あかの汚れを落とす手段として、以下の方法がおすすめとのこと。
1.浴室用中性洗剤を柔らかいスポンジに付けて鏡を洗う。
2.カビ取り剤を使って汚れを落とす。
・汚れた箇所を少し湿らせてキッチンペーパーを貼る。
・キッチンペーパーの上からカビ取り剤を吹き付ける。
・数分置いた後にペーパーを外す。
3.柔らかいスポンジで再度洗い、十分に洗い流す。
4.から拭きをする。
基本は普段のお手入れと同じですが、キッチンペーパーを貼った上からカビ取り剤を吹き付けるという工程が追加されます。
風呂場の鏡は少しお手入れを怠るだけで、汚れが付着してしまうもの。
石鹸や水あかの白い汚れは落としにくく、掃除するのに手間もかかるため、サボらずにこまめなケアを心掛けましょう。
[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]
取材協力
TOTO株式会社
配信: grape [グレイプ]
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