猫の『夜間に起きがちな救急症状』3選 正しい対処法や日頃準備しておきたいことも

猫の『夜間に起きがちな救急症状』3選 正しい対処法や日頃準備しておきたいことも

病気やケガなどによる体調の急変は、時と場合を選んではくれません。もしかしたら、動物病院が開いていない夜間に愛猫の体調が悪化してしまう可能性もあるでしょう。今回は、不測の事態に備えられるよう、夜間に見られる救急症状3つといざという時のための準備ポイントをお伝えします。

3.意識障害

猫が急によろつく、気を失う、呼びかけへの反応が鈍くなるなど意識障害が起こっている場合、命に関わる可能性もある状態なので一刻も早い受診が必要となります。

気を失った状態が30秒以上続いたり、意識障害と共に呼吸困難やチアノーゼ(口の粘膜や舌が青白くなる症状)、失禁といった症状が見られる状況は特に緊急性が高いです。

意識障害を引き起こす原因には様々な病気が考えられますので、詳しい原因を特定するためにも状況を的確に獣医師に伝えられるように冷静に観察しましょう。

いざという時に備えておくべきこと

動物病院が開いていない夜間に愛猫の体調が急変すると、きっと多くの方がパニックになってしまうでしょう。不測の事態に備えて事前にきちんと準備することが大切です。

夜間診療している病院をいくつか探しておく
キャリーやハーネスを準備しておく
普段服用している薬やサプリメントの名前を控えておく(持参する)
時間外料金がかかることを把握しておく

夜間診療の場合は同意書や問診表への記入・捺印、身分証明書の提示が必要になることもありますので、持参すべきものをあらかじめ調べておきましょう。

また、愛猫の状態が分かるよう動画におさめたり、嘔吐物や排泄物を持参するか写真を撮るなどして状況を的確に獣医師に伝えられるようにしておくと治療の助けとなります。

可能であれば行く前に電話で状況を伝えてから来院するとスムーズにみていただけることがあります。

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