5、大麻初犯で逮捕された場合|刑事事件に詳しい弁護士の探し方
ここまで解説してきたように、大麻初犯で逮捕された場合は、速やかに刑事事件や大麻事件に詳しい弁護士に依頼することが大切です。
刑事事件においては、自ら弁護士に依頼する私選弁護の他に、資力がない等の理由から弁護士が付けられないという事態を避けるため、国が費用を負担してくれる国選弁護という制度も用意されています。
しかし、国選弁護人は、費用面では大きなメリットがある一方、家族や被疑者が選任される弁護士を選ぶことはできません。
また、勾留決定後でなければ選任手続ができないため、逮捕直後から弁護活動をしてもらうということもできません。
また、各弁護士会の当番弁護士制度を活用する方法もありますが、こちらも無料での利用は初回の接見1回のみであり、その後は通常費用が発生することになりますので、限界があります。
そのため、逮捕直後からすぐに活動してもらいたい場合や、刑事事件に詳しい弁護士を選んで依頼したい、という場合には、私選弁護人を選ぶことが望ましいといえます。
ただし、刑事事件に詳しい弁護士の探し方などは一般の人ではわかりません。
一般的に刑事事件に強い弁護士とは、以下のような特徴、実績がある弁護士のことを指します。
逮捕されても早期の釈放を実現する
逮捕、勾留されても不起訴獲得を実現する
刑事裁判における執行猶予付き判決や無罪判決獲得を実現する
また、上記以外にも、被疑者を起訴するか否かの決定権を持つ元検察官の弁護士などは、起訴までの動きや流れや検察官の考えを熟知しているため、刑事事件では重宝されやすい存在です。
その他、刑事事件で早期釈放を目指す場合はスピードが重要となりますので、土日にも対応している弁護士だと安心でしょう。
なお、刑事事件に強い弁護士の探し方は、以下のページに詳細が記載されていますのでチェックしてみましょう。
まとめ
今回は大麻初犯における起訴や実刑の割合、大麻初犯で逮捕された場合に取るべき対処法などを解説しました。
一般的に大麻初犯で逮捕された場合は、執行猶予付き判決が下されることが多いですが、裁判までの準備が不足していると実刑になる可能性も出てきます。
よって仮に大麻初犯で逮捕された場合は、速やかに刑事事件に強い弁護士に依頼をするなどの対策を施すようにしましょう。
現在、大麻事件による逮捕などで疑問や不安を抱えている方はぜひ参考にしてください。
監修者:萩原 達也弁護士
ベリーベスト法律事務所、代表弁護士の萩原 達也です。
国内最大級の拠点数を誇り、クオリティーの高いリーガルサービスを、日本全国津々浦々にて提供することをモットーにしています。
また、所属する中国、アメリカをはじめとする海外の弁護士資格保有者や、世界各国の有力な専門家とのネットワークを生かしてボーダレスに問題解決を行うことができることも当事務所の大きな特徴です。
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