「インフルエンザB型の症状」はご存知ですか?A型との違いも解説!【医師監修】

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インフルエンザB型の予防対策

毎日習慣にしたいインフルエンザB型の予防対策を教えてください。

習慣にできるインフルエンザB型の予防対策には次のようなものが挙げられます。

外出後の手洗い

適度な湿度の保持

十分な休養とバランスのよい食事

人が集まるような場所への外出を控える

室内でのこまめな換気

インフルエンザの感染経路は飛沫感染と接触感染です。体調の悪い方はもちろん、高齢の方や妊婦の方は人が多い繁華街への外出は控えた方が望ましいでしょう。自宅内でも家族や同居者に感染させないために、不織布マスクの着用や手洗いを徹底することが重要です。また、タオル、食器などの共有するものは避け、できるだけ別の部屋で過ごすようにしましょう。

インフルエンザワクチンの有効性について教えてください。

まず、インフルエンザワクチンの有効性は、ヒトを対象にワクチンを接種しなかった方が病気にかかるリスクを基準とした場合、接種した方が病気にかかるリスクがどれだけ減少したかという指標で示されます。そこで6歳未満の小児を対象とした研究では、インフルエンザワクチンの有効率は60%とされています。必ずしもワクチンを接種したからといってインフルエンザにかからないわけではありません。しかし、ワクチンを接種することによってインフルエンザ発症後の重症化を予防することには、一定の効果があるといわれています。また、ワクチンの接種回数に関して13歳未満の方は、1回接種よりも2回接種後の方がより高い抗体価の上昇が得られるとされています。ショックやアナフィラキシー症状を引き起こしたことがある方は予防接種が受けられないため、予防対策を徹底的に行っていくことが重要です。また、接種に注意が必要な疾患を持っている方はあらかじめ医師に相談しておくことが必要です。

編集部まとめ

インフルエンザウイルスの感染力はとても強いです。日本では毎年約10,000,000人、約10人に1人が感染しています。

多くの影響を与える感染症ですが、予防接種や日々の体調管理、適切な治療を通じて、そのリスクを大きく減らすことが可能です。

早期の診断と適切な治療を受けることで、症状を和らげることができ、また周囲への感染を防ぐこともできます。

日常の手洗いやうがい、そして十分な休息と栄養も、インフルエンザ対策には欠かせません。

ただの風邪だと判断せず、自分や大切な方々の健康を守るために正しい情報を理解し、予防や対応をしっかりと行いましょう。

参考文献

インフルエンザの感染を防ぐポイント「手洗い」「マスク着用」「咳(せき)エチケット」(政府広報オンライン)

インフルエンザ(季節性)対策(首相官邸)

インフルエンザワクチン(季節性)(厚生労働省)

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