「骨肉腫の再発率」はご存知ですか?生存率や治療法も解説!【医師監修】

「骨肉腫の再発率」はご存知ですか?生存率や治療法も解説!【医師監修】

骨肉腫についてよくある質問

ここまで骨肉腫の再発率・診断方法・治療方法などを紹介しました。ここでは「骨肉腫の再発率」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

骨肉腫の再発にはどのような治療が必要ですか?

松繁 治(医師)

骨肉腫の再発は、肺転移と局所再発の2つが多く見られます。肺は骨肉腫の転移部位の約半分の割合を占めます。肺転移した場合は転移巣切除手術が第一選択とされており、切除が難しい場合でも化学療法は推奨されておりません。局所再発は術前化学療法の効果不十分や手術の切除縁が原因となり起こります。局所再発に対しては化学療法と再度広範囲切除術が行われます。

骨肉腫が再発した場合の生存率はどのくらいですか?

松繁 治(医師)

肺転移した場合の5年生存率は約20%、局所再発した場合の5年生存率は20〜30%と言われています。

編集部まとめ

骨肉腫は早期発見できれば予後は良好です。しかし発症率の高い若年層は細胞分裂が活発なため、高齢者より悪性腫瘍の進行が早い傾向にあります。

主張やしこり、痛みを感じたら受診することで早期発見につながるでしょう。

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