すぐに病院へ行くべき「アルツハイマー型認知症の初期症状」
ここまではアルツハイマー型認知症の初期症状を紹介してきました。
以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。
記憶障害を疑う症状がある場合は、脳神経内科へ
アルツハイマー型認知症の特徴である記憶障害がみられたら病院を受診しましょう。
新しいことを覚えられない、同じことを何度も聞いてしまう、といったことは特徴的です。かかりつけの内科、または脳神経内科で相談してください。意欲の低下、うつのような精神症状が目立つ場合は精神科を受診してみてください。
これらの症状がいつごろから目立つようになってきたのかも重要です。もし前日までは問題なかったのに、今日になって急に症状が出たという場合は、認知症のようにみえても脳出血や脳梗塞が原因だったということもあるのですぐに病院を受診してください。
受診・予防の目安となる「アルツハイマー型認知症」のセルフチェック法
・記憶力の低下がある場合
・時間の見当識障害がある場合
・遂行能力の低下がある場合
アルツハイマー型認知症を予防する方法
アルツハイマー型認知症を完全に予防する方法はありませんが、運動習慣と社会活動を維持することでリスクを減らしていくことは重要です。
運動
週に2回から3回、30分程度のウォーキングや軽い筋力トレーニングはアルツハイマー型認知症のリスク軽減効果を期待できます。心身のリラックス効果もあります。
社会活動
家族や友人、地域の人との交流は重要です。家族や友人と出かけたり、地域の行事に参加することも重要です。
社会的なつながりがあることで孤立を防ぎ、精神的な健康を保つことができます。
知的活動
読書やパズルゲームなど頭を使う活動で認知機能の低下を防ぐことが期待できます。
外国語の学習、楽器の練習など新しいスキルに挑戦することや、自分の趣味の活動も効果的です。
配信: Medical DOC