直腸瘤の前兆や初期症状について
直腸瘤の初期症状は、排便しづらいと感じることです。
具体的には、便が出にくい、何度もトイレに行かなければならないと感じる、あるいは肛門の周りに違和感があるといった症状があります。また、排便の際、腟に圧迫感があるケースもあります。
病状が進むと、直腸瘤がポケット状になった部分に便が滞留し、便がうまく排出できない「排便障害」となります。排便障害のために便秘がちになり、より症状が悪化するという悪循環となるケースもあります。
直腸瘤の検査・診断
大半の直腸瘤は、医師による問診や肛門・直腸と腟周辺の診察により診断できます。
直腸瘤の大きさを測るために、排便造影検査という検査をすることもあります。直腸瘤の位置関係や排便時のつまり具合を、視覚的に捉えることができる検査です。
また、その他の骨盤臓器脱が疑われる場合は、超音波検査(エコー検査)をおこなう場合もあります。
配信: Medical DOC