「直腸瘤」になりやすい人の特徴はご存知ですか? 原因・症状を併せて医師が解説

「直腸瘤」になりやすい人の特徴はご存知ですか? 原因・症状を併せて医師が解説

直腸瘤の前兆や初期症状について

直腸瘤の初期症状は、排便しづらいと感じることです。

具体的には、便が出にくい、何度もトイレに行かなければならないと感じる、あるいは肛門の周りに違和感があるといった症状があります。また、排便の際、腟に圧迫感があるケースもあります。

病状が進むと、直腸瘤がポケット状になった部分に便が滞留し、便がうまく排出できない「排便障害」となります。排便障害のために便秘がちになり、より症状が悪化するという悪循環となるケースもあります。

直腸瘤の検査・診断

大半の直腸瘤は、医師による問診や肛門・直腸と腟周辺の診察により診断できます。

直腸瘤の大きさを測るために、排便造影検査という検査をすることもあります。直腸瘤の位置関係や排便時のつまり具合を、視覚的に捉えることができる検査です。
また、その他の骨盤臓器脱が疑われる場合は、超音波検査(エコー検査)をおこなう場合もあります。

関連記事: