クリスマスが近づく今日このごろ、Xに投稿されたクリスマスプレゼントのリクエストにあたたかな声がたくさん集まっています。投稿主の杏さんは、2024年、小学生の女の子を新しい家族として迎え入れたそう。愛情深く接する杏さんと、少しずつ心を開いていく娘さんに関する投稿は毎回注目を集め、多くの「いいね」が寄せられています。そんな杏さんが、娘さんに「クリスマスプレゼントは何が欲しいか?」と聞いたときのこと。娘さんがリクエストしたものはーー。
初めてのクリスマス。欲しいものは?
娘、我が家に引き取られる前はクリスマスプレゼントを貰ったことがないと。どんな高価な物をねだられても用意するつもりだったのに、「お菓子のブーツを貰ってみたい」と。そんなの何個でも用意するし、今までの分のプレゼントがまとめて届くから今年のあなたの枕元は大変なことになる予定ですからね
— 杏 (@apricot_candy_a) December 3, 2024
ゲーム機やスマホ、洋服……子どもにとって魅力的なものばかりが溢れる昨今、娘さんのリクエストは「お菓子のブーツ」でした。
クリスマスが近づくと、スーパーマーケットやコンビニエンスストアで目にするお菓子のブーツは、子どもたちの夢が詰まったアイテムと言っても過言ではありません。ブーツに入ったお菓子をワクワクしながら取り出したり、空になったブーツを試しに履いたりした経験がある人も少なくないのではないでしょうか。
杏さんの家族になるまで、クリスマスプレゼントを貰ったことがなかったという娘さん。どんな思いでお菓子のブーツをリクエストしたかと思うと、なんだか切ない気持ちになりますね。家族の一員になって初めてのクリスマスが、素敵な1日になることを願わずにいられません。
杏さんの投稿にも「娘さんの喜びと驚く顔が楽しみです」「素敵なクリスマスになりますように」といった、幸せを願うコメントが寄せられていました。
サンタさんが来ない子がいるという事実
その一方で、「泣ける…」「今年もサンタさんが来ない子はいるのでしょう。その子たちに出来ることはないのかな」といった、思わず考えさせられるコメントも見られます。
生みの親の元で育つことができない子どもが、日本には約42,000人いるそう。その予備軍まで含めて考えると、クリスマスプレゼントがない・欲しいものがもらえない子どもが少なくないことが考えられます。
そんな子どもたちを家族として迎え入れる制度が「里親」と「養子縁組」です。
里親はあくまで実親に親権があり、家族に迎え入れても育ての親との親子関係はありません。養子縁組は実親との親子関係を消滅し育ての親が親権を持つ「特別養子縁組」と、双方との親子関係を持ちつつ育ての親が親権を持つ「普通養子縁組」があります。それぞれに条件や特徴があり、家族に合わせた適切な選択ができます。
2024年、ひとりの女の子を家族に迎え、夢だったプレゼントを贈ることになった杏さん。Xで女の子を迎え入れたことを公表して以来、「そういう選択肢もあるのだ」と気づきを得た人がいるそうです。
その半面、否定的な声も寄せられているとのこと。また、杏さんの投稿からも、子どもを家族に迎え入れることの喜びとともに、その難しさがわかるでしょう。
しかし杏さんの投稿から感じられるのは、素敵な母と娘の様子。もちろん簡単な道のりではないと思うものの、これも家族のカタチなのだと思ったのでした。
配信: ベビーカレンダー(パパママ)
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