楽しみながら防災について学べる国の防災体験学習施設「そなエリア東京」。前編では、首都直下地震を体験できる「東京直下72h TOUR」のリポートをお届けしました。
後編では地震体験ツアー以外の見どころをご紹介します!
さまざまなデータから首都直下地震について学ぶ
1階の防災体験ゾーンで「東京直下72h TOUR」を終えたら、「津波避難体験コーナー」を見てみましょう。「津波が○メートル」なんて言われてもなかなかイメージできませんが、実際にこのくらいまでくるんだ!と思うとその高さに驚いてしまいます。
「津波避難体験コーナー」から続く階段を上ると、2階の「防災学習ゾーン」へと順路が続きます。
「首都直下地震特設コーナー」ではさまざまなデータに基づく情報が展示されています。
たとえばこの19パターンの「首都直下M7クラスの地震による最大震度分布」。首都圏各地に震源を設定し、最も強い揺れによる震度図を関東地方の地図に落とし込んでいます。自分が住んでいる場所にはどのくらい危険があるのか?を目の当たりにすると「いつ起きてもおかしくないんだ…」と危機感が切実になってきます。
ほかにも、「なぜ首都直下地震が起きるのか」といったことをわかりやすく解説しているパネルもあります。
都心南部直下地震の被害想定を記したパネルでは断水や停電件数などがわかります。「地震が起きてもすぐに復旧するでしょ?」と思っている方はリアルな数字を見ると驚くかもしれません。
身近なものを活用して72時間を生き抜く
「自助体験コーナー」では、「72時間生き抜くヒント」として、災害時に身近なもので自分の身を守る知恵がたくさん展示されています。
ネクタイやレジ袋を活用して骨折の応急手当てをする方法などがイラストでわかりやすく描かれていました。知っておくだけでもいざというときにも応急処置などができそうです。
広々とした空間には、災害時に活躍するアイテムの展示も多数あります。
非常食の展示も。最近は缶詰だけでなくさまざまなタイプの非常食が売られているんですね!
配信: 防災ニッポン