立っているだけでダイエットになるって本当?
家事や買い物などで身体は動かすけれど、それ以外は座ってテレビ鑑賞。珍しくない生活パターンですが、座る時間があまりにも長くなると、健康に悪い影響が出てしまうとされています。生活習慣病につながるとの研究結果もあるそう。
座りっぱなしが好ましくない理由には血流と血糖値が関係しています。食後に立ったり歩いたりすると、血糖値の上昇が抑えられるのだそう。とはいえ、激しすぎる運動と熟睡はNG。適度にゆったりした上で、無理のない動きをすることが重要です。
また、内臓系の持病がある場合は、食後は横になるようを薦められることもあるようです。食後に胃の不快感などがある場合は、まず医師の診察を受けましょう。
日常で注目したい動きは「立つこと」
座りっぱなしの日常を脱却するために、ウォーキングなどを考えることもありますよね。とはいえ、なかなか時間は取れないものです。
そんなとき注目したい動きは「立つこと」。立つことにより、わずかながらエネルギーの消費が増えるそう。さらに自然と動く機会も増えると考えられています。「これだけではダイエットにならない」とする説もありますが、1年365日で計算すると、意外とあなどれない数字になるかもしれませんね。
いずれにせよ、日常で座った時間が長いよりはマシ。食後はゆったりしつつも、それ以外はスマホやパソコン、テレビをみる時など、立つ時間を意識的に作ると良いかもしれません。正しい姿勢で立つ時間を作る、モノを取りに行くなど細かく動くことが、健康とダイエットにつながるポイントといえそうです。
また、立つことで疲れがたまりにくくなり、肩こりや腰痛の予防にもつながるという見方があります。筆者もここ1年程、体調が良い時に立つことを心がけるようになりました。座るとつい前傾姿勢になってしまいますが、立つことで改善されているように感じます。
ただし、いずれも正しい姿勢が重要。かかとを壁につけたとき、背中とお尻も壁につく姿勢が基本だそうです。まずはいつものように立ってから、背筋を伸ばしてお腹を少しへこませるなどするだけで、体が動いている感じがするかもしれません。
デスクワークを立ってするための補助机も販売されていますが、今ある高めのチェストや整理棚の上に卓上用の机を置いて高さ調整をするなど、まずは立って仕事をするスタイルを試してみてはいかがでしょう。