こんにちは、離乳食インストラクターの中田馨です。離乳食が進むにつれ、さまざまな食品を食べられるようになってくる赤ちゃん。離乳食作りの幅を広げてくれる食品のひとつに、乳製品があります。
牛乳、チーズ、バターなどの乳製品は、離乳食の風味や味の決め手になる食材でもあります。料理やケーキをおいしく引き立ててくれる乳製品。なかでも乳製品の生クリームは、赤ちゃんはいつから食べられるのでしょうか?
赤ちゃんは生クリームを食べられる?
離乳食期に生クリームは控えた方がいいというのが私の考えです。できれば、幼児期以降に使用してください。控えたほうがいい理由として、いちばんに挙げられることが、生クリームには油脂が多く含まれているということ。
内臓が未熟な赤ちゃんに負担をかけてしまいます。離乳食期は別の乳製品で調理しましょう。赤ちゃんには生クリームではなく、牛乳やチーズなど別の乳製品の風味をつけてあげましょう。
選ぶなら動物性の生クリームにする
生クリームには動物性と植物性があります。動物性は牛乳の脂肪分でできていますが、植物性は油を加工した加工品。3歳以降になって生クリームを食べるようになっても、「純生クリーム」と書かれたものを使うといいですね。
幼児期以降に生クリームを使うときの注意点です。料理に使う場合は少量を心がけ、頻繁に使用しないこと。 油脂ということは、ふだん使っている油と同様に考えておきましょう。そう思うと少量しか使えないことが分かりますね。
バースデーやひな祭りなど、お祝いごとに手作りケーキを作るときには、ヨーグルトで代用するなどして楽しんでくださいね。
著者:離乳食インストラクター協会代表理事 中田馨
保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。
配信: ベビーカレンダー(レシピ)