四季の食材を取り入れると、食の楽しみはグンと広がっていきます。今夜は冬が旬の素材を使って、一品作ってみませんか。お米料理が専門のしらいのりこさんに、冬野菜とお肉を使ったおいしいごはんものを教えていただきました。
教えてくれた人:しらいのりこさん
料理研究家。米どころ新潟県で生まれ育ち、米農家出身の夫と炊飯系フードユニット「ごはん同盟」を結成。日本各地、そして世界各国の米料理を研究している。ごはんやお酒に合うレシピ考案にも定評あり。近著に『ストウブで米を炊く』(誠文堂新光社)、『スープジャーとおにぎり弁当』(成美堂出版)がある。
今回の食材:春菊
しらいさん「ほろ苦くて、独特の香りがある春菊はいわば和のハーブですね。牛肉との相性はバッチリなんですよ。今回は、にんにく香る醤油風味の混ぜごはんにしました。軽くマリネした生の春菊をのせるのがポイント! 加熱したのとはまた違う春菊のフレッシュなおいしさをプラスできるんです。」
春菊と牛肉の混ぜごはん
材料(2~3人分)
ごはん…2合分牛薄切り肉…100gしいたけ…4枚にんにく…1/2かけ春菊…1束(100g)米油…大さじ1塩、こしょう…適量醤油…大さじ2
白いりごま…小さじ1ごま油、塩…少々
作り方
1. 牛肉は食べやすい大きさに切る。春菊は葉と茎に分け、葉の1/2量と茎の全量を1cm幅に刻んでおく。葉の残りは飾り用にとっておく。
2. にんにくはみじん切りにする。しいたけの石づきは薄切りにし、かさの部分は6等分に切る。
3. フライパンに米油とにんにくを入れ、弱めの中火で熱する。香りが立ったら牛肉、春菊の茎、しいたけを加えてサッと炒め、牛肉の色が変わったら醤油、こしょう少々を加えて全体を混ぜ、火を止める。
4. 飾り用の春菊をボウルなどに入れ、塩、ごま油をそれぞれ少々加えて和えておく。
しらいさんポイント
春菊って加熱して食べることが多いと思いますが、生の香りの良さもぜひ知ってください!混ぜごはんのいいアクセントになります。これだけでサラダやナムルとして食べるのもおすすめ。5. ごはんに3と白いりごまを加えて全体を混ぜ、うつわに盛り、4をのせる。
配信: アイスム