体をいたわる料理
今のような寒い時期はどうしても体調を崩しやすいですよね。体をいたわるような食事をしたい日もあると思います。スープはまさにそういう日にぴったりの料理だと思うんですが、特におすすめなのは今回のレシピのような豆腐やひき肉など消化の良いものを煮込んだスープ、豆乳なんかを使ったあっさりした味のスープ、そして薄味ということも意外と大事かなと思います。あとは野菜不足で体調を崩すような方もいると思うので、野菜もたっぷり摂れるものが私の中では体をいたわる料理というイメージです。今回も小松菜を1/2束使っていますが、スープなのでたっぷり食べられます。
ーー家族が体調を崩しているときなどはどんな料理を作りますか?
しょうがとかにんにくとか、体をあたためるような料理やスープを作ることが多いですかね。意外と餃子とか、中華料理もしょうがとかねぎ、にんにくをたっぷり使うので、そういう体をあたためる食材を取り入れて料理を作ったりします。あと胃腸関係の不調のときは、大根なんかを使いますね。大根の酵素って火を通すとちょっと弱くなってしまうので、お鍋に生の大根おろしをたっぷり添えるとか、そんな形でいたわったりしています。
ーー小松菜は有賀さんのレシピでもよく出てくる印象なのですが、扱いやすいからですか?
そうですね、小松菜はさっと煮てもおいしいし、くたくたに煮てもおいしい。しかもスープに使うとうまみもプラスしてくれるんです。野菜炒めなどにも使えるし、おひたしにしてもおいしい。ほうれん草なんかは見た目が小松菜と似ていますが、アクがあるのでスープに使う場合もさっと茹でたりする必要があるんです。でも小松菜はアクもくせもなくて、とても食べやすい野菜なので、使いやすいんですよね。洗うのがちょっとめんどくさいと思う方はいるかもしれないですが、まずは根っこのところをザクッと落として、茎の真ん中あたりを手でつかみ、切り口のところを水道の下で水を流しながら洗うと泥もすぐ落ちます。一回切ってしまえばあとは火を通したりするのも気楽にできる野菜なので、みなさんにもぜひぜひ小松菜を使って欲しいです。
特に今の時季は旬なので、とても柔らかくて甘くおいしくなっているので、小松菜をたっぷり食べて体をいたわってあげてください。
配信: アイスム