あの魚も食べちゃダメ!? 絶対NG? 気になる妊娠中の魚介類の摂取

あの魚も食べちゃダメ!? 絶対NG? 気になる妊娠中の魚介類の摂取

助産師・ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、妊娠中の魚介類の摂取についてお話しています。なぜ魚介類に注意したほうがいいのか、妊娠中にたくさん食べないほうがいい魚などを詳しく解説!

お刺身やお寿司など生ものは食べても大丈夫?

生の魚で気になるのは、魚介類に寄生している「アニサキス」による食中毒です。予防のためには、新鮮で安全な食品を適切に扱い、新鮮なうちに食べ切ることが大切です。サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、イカなどには注意が必要です。また生牡蠣など貝類も同様です。絶対に食べてはいけないわけではないのですが、免疫力が低下しやすい妊婦さんには積極的な摂取はすすめられません。

これらの食品を買う際はいつも以上に鮮度に気を配りましょう。購入後は保管方法や期間を守り、清潔な手や器具を用いて十分に加熱調理をしましょう。出来上がった料理は早めに食べ、保存は冷蔵庫が基本です。食べるときには再加熱をするようにしましょう。

また、スモークサーモンや魚のパテなどの魚の加工品には、リステア菌が付着している可能性があり、食中毒の原因となります。妊娠中は感染しやすく、赤ちゃんに影響することもあります。こちらも注意しておきましょう。

妊娠中の魚介類の摂取については、いろいろな情報があり、心配で避けてしまう方もいるかもしれません。しかし、魚介類の栄養は赤ちゃんや妊婦さんの健康には大切なものなので注意しながらも摂取できるようにしたいですね。

<参考>

厚生労働省HP

「妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項」

薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会 乳肉水産食品部会

監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀

2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。

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