オールオン4で本歯(上部構造)を入れてから生じる違和感
オールオン4で本歯を入れてからも違和感を感じますか?
オールオン4で本歯を装着した後も、違和感を覚えることがあります。その主な原因には、インプラントの位置や角度のズレ、骨との結合不足、噛み合わせの問題、インプラント周囲炎などが挙げられます。なかでも、インプラントの埋入位置や角度がわずかにずれると、噛み合わせのバランスが崩れ、顎に痛みや圧迫感を感じることがあります。また、インプラントが骨と十分に結合していない場合、不安定感や噛んだときの違和感が生じることもあります。さらに、歯の色や形が自身のイメージと合わない場合、見た目の違和感を覚えることもあります。このような場合は、歯科医師と相談し、微調整や修正を依頼することが大切です。
違和感が長期間続く場合は、自己判断せずに歯科医院を受診し、早めに原因を特定して適切な対応を取るようにしましょう。
オールオン4手術後の違和感はどれくらい続くものですか?
オールオン4の手術後に感じる違和感は、2〜3週間程で軽減するとされています。この期間はインプラントが骨に結合し始める大切な時期であり、手術による歯茎や顎骨の炎症も徐々に落ち着いていきます。なかでも、術後1〜2週間は歯が浮いたような感覚や軽い痛みを感じることがありますが、自然な治癒過程です。ただし、違和感や痛みが1ヵ月以上続く場合は、炎症やインプラント周囲炎、噛み合わせのズレなどが原因となっている可能性があるため、早めに歯科医院を受診し、適切な診断と治療を受けることが大切です。
オールオン4手術後の違和感はどのように予防できますか?
オールオン4の手術後の違和感を予防するには、治療前後の適切なケアが重要です。まず、手術前にむし歯や歯周病を治療しておくことで、インプラント周囲炎のリスクを減らすせます。口腔内を健康な状態に整えておくことが、手術後の安定につながります。手術後は、毎日の口腔ケアを徹底しましょう。歯間ブラシを活用し、インプラントの周囲を丁寧に清掃することで、細菌の繁殖を防ぎます。
また、術後は3〜4ヵ月ごとに歯科医院でチェックを受け、インプラントや義歯の状態を確認してもらうことで、トラブルを未然に防げます。
さらに、タバコは血流を妨げ、インプラントと骨の結合を阻害するため、手術前から禁煙することが推奨されます。
これらのケアを日常的に行い、歯科医師と連携しながらメンテナンスを続けることで、違和感を抑えられるでしょう。
編集部まとめ
ここまでオールオン4はしゃべりにくいかについてお伝えしてきました。オールオン4はしゃべりにくいかの要点をまとめると以下のとおりです。
オールオン4の仮歯の装着期間は3~6ヵ月程度で、樹脂(レジン)で作られており、約半年間の装着期間中に、歯茎の治癒状態を確認したり、噛み合わせを調整したりする役割がある
オールオン4の仮歯では、歯茎との間の段差、噛み合わせの不具合、歯の色や形の違和感、発音の変化などの違和感があり、オールオン4で本歯(上部構造)では、インプラントの位置や角度のズレ、骨とインプラントの結合不足、噛み合わせの不具合、インプラント周囲炎などが原因による違和感が生じる場合がある
オールオン4の違和感を軽減させるためには治療前後のケアが重要で、手術前にむし歯や歯周病を治療しておくことや、術後はワンタフトブラシや歯間ブラシを使ってインプラント周辺を清潔に保つことが大切
オールオンフォー治療後の違和感、なかでもしゃべりにくいと感じてしまう原因やその対策を理解する一助となりましたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事の監修歯科医師
箕浦 千佳歯科医師(長谷川亨歯科クリニック 歯科医師 / 名古屋デンタルオフィス)
朝日大学歯学部卒業 / 現在は長谷川亨歯科クリニック非常勤勤務
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配信: Medical DOC
