一部にフローティングやサスペンド仕様があるものの、バイブレーションルアーはシンキングがメインです。
重くてよく飛び、よく沈みます。
飛距離を活かして広範囲を探れるので、シーバスゲームやバス釣りなどでは、欠かせないパイロットルアーといえるでしょう。
その有効な使い方について、分かりやすくご紹介します。
バイブレーションルアーとは
バイブレーションルアーとは、ロングキャスト可能で、小刻みに振幅アクションするハードルアーのことです。
飛距離が伸びることが、このルアーをラインに結ぶ大前提で、近距離で用いるなら、他のルアーのほうが優れているといっていいでしょう。
そして水によく馴染み、その水をしっかりと切ることができます。
ボディが扁平していて薄いので、水を切りやすいのです。
それによって発生するアクションは、他のルアーではほとんど見ない、タイトな振幅です。
周囲の水は、強く揺れることになりますし、ボディは、光を反射し続けます。
またボディの内部にラトルボールが封入されている場合、ボディとの干渉音が鳴り響くことに。
そのラトル音は、水中に棲む魚たちを振り向かせるのに、じゅうぶんな刺激となり得るでしょう。
ただし、音を嫌う魚も居ますから、ほぼ無音になるノンラトルタイプのバイブレーションルアーも、タックルボックスに常備しておきたいものです。
あまりこのルアーを使ったことのないアングラーに、おすすめのアイテムをひとつご紹介しましょう。
ダイワから発売中の、TDバイブレーションです。
とてもシンプルな形状をしていて、側面の面積が広くなるようにデザインされています。
小刻みな振幅アクションはもちろん、この広い側面に光が当たって反射する、フラッシング効果を大いに期待できます。
ジャラジャラと鳴り続けるラトル音も有効で、シーバスやバスを広範囲から見つけ出したいときに有効です。
岸際にワームをキャストしてネチネチ!という展開で釣れないとき、こちらにシフトするといきなり釣れたりします。
シーバスもバスも、意外と沖合いで泳いでいることが多く、それらを獲るためのルアーとして、しっかり働いてくれるでしょう。
フックがボトムや沈下物と接触することが多いので、常にフックポイントを確認してください。
鈍っていると判断したら、その場でフック交換作業をおこないましょう。
ダイワ(DAIWA) バス ルアー TDバイブレーション 74S-W クロキンギル 74S-W ルアー
細身シェイプなバイブレーションルアーが効くシーバスゲーム!
シーバスゲームに特化してバイブレーションルアーを使う場合、細身シェイプなデザインのほうが、バイトが集まることがあります。
イワシやアジなどの外観フォルムに、似ているからでしょうか?
それとも、ただ巻きリトリーブのスピードを、速めやすいからでしょうか?
バイブレーションルアーの基本的な動かし方は、ただ巻きリリトーブになります。
このスピードを速めたりスローにしたり、自分なりに切り換えていくわけです。
シーバスにルアーを見切られないようにするには、ハイスピードなリトリーブのほうがいいかもしれません。
でも速過ぎて、ルアーの存在に気づいてくれないケースも。
そういう場合は、同じトレースコースへ何度もバイブレーションルアーをキャストすることをおすすめします。
ハイスピードからスロースピードへ切り換えると、バイブレーションルアーはボトムに接触しながら泳ぐことに。
泥や砂を巻き上げて泳ぐので、魚には気づかれやすくなります。
ただし、根掛かりトラブルが頻発しますし、チヌ・キビレ・マゴチ・ヒラメといった、シーバスとは異なる魚種が釣れてしまうかもしれません。
バス釣りの場合、ボトムに擦って用いるというより、ウィードエリアでウィードに当てながらリトリーブするほうが、よく釣れるでしょう。
Bassday(バスデイ) ルアー レンジバイブ90ES P-412 ライムチャートヘッドイワシ.
配信: FISHING JAPAN