秋に食べたい!離乳食にも旬の食材を使うときのポイント

秋に食べたい!離乳食にも旬の食材を使うときのポイント

旬の食材をおすすめするのにはいくつかあります。おいしいのはもちろん鮮度もよく、栄養もたっぷり。でも秋の食材には、赤ちゃんに気を付けるポイントもあります。とくにきのこやぶどう、さんまには注意が必要です。赤ちゃんに安心においしく食べてもらうために、ちょっとした工夫をしましょう。

こんにちは、離乳食インストラクターの中田馨です。「秋」と言って思いつくことのひとつに、食いしん坊の私は「旬の食材」があります。「味覚の秋」と言われるこの季節だからこそ、旬の食材を離乳食に取り入れてみましょう!

旬の食材をおすすめする5つの理由

旬の食材のおすすめなポイントは5つあります。

1.おいしい

旬の食材は、味が濃くて香りやうまみが豊富です。

2.鮮度がいい

流通量や消費量が多いので、お店での回転がよく鮮度がいいといわれています 。

3.価格が安い

たくさん収穫し、市場に多く出回るので旬の食材は安くて経済的です。

4.栄養価が高い

旬ではない時期にとれた食材よりも旬の野菜は栄養価が高いといわれています。たとえば、秋の魚サンマも旬の時期はDHAやEPAが多く含まれています。

5.季節感を楽しむことができる

近年、どの時期にもほとんどの野菜がスーパーに並んでいますが、果物はいちばん季節を感じられますよね。「わあ、もう柿が並んでる」なんて何気ない会話で日本の四季を感じるきっかけになります。

秋の旬の食材別作るときに心がけるポイント

いも類(じゃがいも、さといも、さつまいもなど)

エネルギー源となる糖質を含んでいて、寒い冬への体づくりに役立つといわれているいも類。ほくほくとして食べやすいので、とくにじゃがいもやさつまいもは離乳食初期から使えて重宝します。里芋は離乳食後期あたりを目安に始めましょう。ぬめりで肌が赤くなったりかゆくなることもあるので、食べさせるときに気にかけてあげてくださいね。

きのこ類(えりんぎ、しいたけ、えのきなど)

きのこは、繊維があって、なかなか噛みちぎりにくく消化しにくい食材です。いつもより少し小さめに切って食べやすくしてあげましょう。

かぶ

旬のかぶは味が染みやすく、口の中に入れると、とろけるくらいやわらかくなります。皮の部分に繊維が多いので、分厚目に皮をむいてあげるといいですね 。

果物類(ぶどう、柿、いちじくなど)

果物は、赤ちゃんが食べられる時期かということを確認しましょう。たとえばぶどうは離乳食中期以降がおすすめ。丸くてツルっと口に入ってしまうので、幼児さんになっても1/4程度にカットして食べさせましょう。柿は離乳食後期以降がおすすめ。熟したやわらかいものを食べさせましょう。いちじくは離乳食完了期以降。消化しにくいこととアレルギーの心配もありますので、少量にとどめましょう。

魚介類(さんま、鮭、太刀魚など)

秋の魚は脂がのっておいしいですね。魚も赤ちゃんが食べられる時期を確認しましょう。鮭は離乳食中期以降。さんまなどの青背魚は離乳食後期以降です。さんまや太刀魚は小骨が多いので、ほぐすときにしっかり取り除きましょう。魚はたんぱく質ですので、食べる際は月齢の目安量を守りましょうね。

日本には、春夏秋冬と4つの季節があり、それぞれの季節の旬の食材があります。季節ごとの食材をその時期に食べる幸せを、赤ちゃんと家族みんなで味わってくださいね。

著者:離乳食インストラクター協会代表理事 中田馨

保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。

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