春は渓流の解禁が一斉におこなわれる季節、渓流トラウトゲームが全国のあちこちで始まっています。
自分もやってみたい!と思っていても、ちょっとハードルが高いんじゃないかな?と、一歩踏み出すのを迷っているなら、ぜひこの記事を読んでスタートを切ってみてください。
渓流トラウトゲームの釣り方や、おすすめのタックルを分かりやすくご紹介します。
渓流トラウトゲームってどんな釣り方なの?
渓流トラウトゲームとは、管理釣り場ではなく自然の中でおこなう、トラウトのルアー釣りのことです。
ここでいうトラウトとは、イワナやヤマメ・アマゴのこと。
渓流を管轄する各漁協では、釣り禁止期間を設けて、魚の保存や継続して居付くことにチカラを注いでいます。
春になると解禁し、そのタイミングでトラウトの放流もおこなわれます。
ということは、かなりの数のトラウトが、アングラーを待ち受けてくれていることに。
これは迷っている場合ではなく、ハジメの一歩を踏み出さなければ、とてももったいないでしょう。
さて、渓流で釣りをしようと思ったら、遊漁券を購入しなければなりません。
購入した券は、帽子などの目立つところに貼り付けて、釣りをする決まりになっています。
各河川の渓流を管理しているのは、各地の漁協になりますから、連絡を入れて遊漁券を購入してください。
郵送で自宅まで送ってくれるケースもあるので、まずはネットで漁協の連絡先を調べて、アクセスしてみましょう。
それが完了したら、渓流へ向かいます。
長靴は必須で、慣れてきたらウェーダーを履いて渓流を歩きましょう。
ウェーダーなら、ヒザ下ぐらいまでの水深のあるところに、立ち込むことができます。
胸まであるウェーダーだからといって、胸や腰まで水に浸かるのは、絶対にやめてください。
渓流の水温は、春だとかなり冷たく、体力がすぐに奪われてしまいます。
また川底の石につまづいて転倒したら、胸の上の隙間からウェーダーの中に浸水してしまいます。
そうなると、水の重みで立ち上がれなくなることがあり、とても危険です。
渓流トラウトゲームでは、安全を最優先に考えて行動してください。
また、上流に先行者を見つけたら、絶対に追い越さないようにしましょう。
渓流では、先行者が優先して上流のポイントを攻めることができます。
基本的なルールやマナーを把握した上で、ロッドを振りルアーをキャストしたいものです。
渓流トラウトゲームで使うタックルをチェック!
渓流トラウトゲームでは、専用のタックルを使います。
管理釣り場のトラウトゲーム用タックルは、転用することができません。
何故なら、ロッドの長さが異なりますし、ルアーのウエイトも違います。
渓流トラウトゲームでは、ロッドは短いものを使います。
具体的には、4ft=121.92cm前後のロッドが、扱いやすいでしょう。
木の枝や草などが、渓流には生えているからで、それらに接触しにくい短さが求められるのです。
ルアーのウエイトは、管理釣り場のトラウトゲームなら、1g前後。
渓流トラウトゲームでは、5g前後にまで重くなります。
これでは同じタックルを用いるのは、難しいと分かるでしょう。
当然ラインも、渓流トラウトゲームのほうが太くなります。
PEラインを用いるアングラーが多くて、ナイロンの劣化スピードを考慮すると、フロロカーボンラインのほうが扱いやすいかもしれません。
配信: FISHING JAPAN