【志麻さんは豚肉をこう調理する!】「シャルキティエール」作ろう!脇役のしば漬けがいい仕事するのよ♡

【志麻さんは豚肉をこう調理する!】「シャルキティエール」作ろう!脇役のしば漬けがいい仕事するのよ♡

普通の食材をフレンチの技法であっという間においしい料理にしてしまう志麻さんですが、人気番組「沸騰ワード10」では豚肉レシピを披露していました。しかも今回必須の食材は、なんとしば漬けらしい。これまでも漬け物をピクルス代わりに使ってきた志麻さんですが、今回はしば漬けはどんな風に使うのか、いったいどんな料理になるのか…さっそく作ってみました!

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志麻さんの「シャルキティエール」の材料と作り方

【材料】※2人分
豚肉(とんかつ用)…2枚
トマト…1個
しば漬け…1/2袋
塩…少々
黒こしょう…適量
オリーブオイル…適量
白ワイン…少量
タイム(生)…お好みで

トマトとしば漬けは細かく切っておきます。

【作り方】※調理時間:15分
1. フライパンにオリーブオイルを引き、両面に塩と黒こしょうを振った豚肉を入れて強火で焼きます。

2. しっかり焼き目がついたら裏返し、同じように焼きます。

3. 余計な油を取り除いてからトマト、白ワイン、タイムを加えてフタをし、中火で火が通るまで蒸し煮にします。

4. しば漬けを加えて少し煮て、豚肉を取り出して先に器に盛ります。

5. ソースをひと煮立ちさせて、オリーブオイルを加えます。

6. 5のソースをかけて出来上がりです。

立ち上るいい香りをかぎながら肉を口に入れると、しっかりと焼き目がついているので香ばしいのに蒸し煮にしているおかげで肉が柔らかく、マスタードなど他の酸味や辛みのあるソースとは全く違う風味が鼻に抜けてきます。塩と黒こしょうだけのソテーだけでもおいしいのですが、トマトの酸味とタイムの香り、そしてトマトとは別の酸味と食感を持ったしば漬けを加えることで、知っているソテーとは全く違うソテーになっていました。まさかと思いましたが、この組み合わせはありです。

あまり聞きなれない言葉かもしれませんが「シャルキュティエール」というのは「豚肉屋風の」という意味で、フレンチではきゅうりのピクルスを入れて作るソースをシャルキュティエールソースと言います。パン屋をブーランジェリと言うように豚肉屋はシャルキュトリと言いますが、日本でもたまに店名にシャルキュトリと入れているお店を見かけます。シャルキュトリ自体はハムやソーセージ、パテなどの食品加工品全般を指しますが、特にフランスでは豚を原材料に使うためシャルキュティエールと言うと「豚肉屋風の」になるのです。

ダイレクトに酢やレモンを入れるよりすっきりとした軽い酸味がプラスできるので、ピクルスは案外とソースの材料として使われています。ピクルスは酸っぱいから苦手という人もいますが、ホットドッグやサンドウィッチ、ハンバーガーに入っているとアクセントになっておいしいですし、タルタルソースを作るときは必ずディルピクルスを数本入れるようにしています。ピクルスという呼び方をすると外国産のもののように聞こえますが、カレーについてくるらっきょうも、牛丼についてくる紅しょうがも、寿司についてくるガリも、野菜の酢漬けという意味では一緒ですし、わたしは大好きです。

普段は脇役のしば漬けがとてもいい働きをしますので、ぜひ作ってみてください!

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