「酥炸蝦仁(スーザーシャーレン)」。こもきんシェフこと、菰田シェフのYouTubeで発見したのですが、どう見てもエビのフリットにしか見えません。でも中華料理だと説明しているんです。いったい何が違うのかさっぱり分からないので、さっそく作ってみました!
【こもきん修業時代の味】中華の重鎮が35年前よく作っていた「ポーツァイルーモー」に挑戦!って何だ!?
菰田欣也(こもだきんや)シェフは、中華料理を専門とし、中国料理世界大会(中国・広州)で金賞を受賞したこともあるという実力の持ち主。現在、中華料理店の総料理長を務める傍ら、専門学校や料理教室の講師、料理番組にも多数出演する人気のある料理人です。家庭でも作りやすいレシピには定評があります。
菰田シェフの「酥炸蝦仁(スーザーシャーレン)」の材料と作り方
【材料】※1~2人分
ホットケーキミックス…1袋(150g)
卵…1個
牛乳…100ml
青じそ…6枚
レモン(国産)…1個
塩…少々
白こしょう…少々
揚げ油…適量
レモンは端を落とし、縦1/8に切っておきます。
【エビの下処理】
無頭エビ…1パック(尻尾付きのもの)
塩…少々
片栗粉…ひとつまみ+大さじ1
水…大さじ1
白こしょう…少々
酒…大さじ1
エビは尻尾だけを残して皮を剥いておきます。
【作り方】※調理時間:20分
1. エビの下処理をします。ボウルにエビを入れ、塩、片栗粉ひとつまみ、水を入れてよく揉んでから水で洗い、キッチンペーパーで水気を切ります。
2. エビをまっすぐに成型してボウルに入れ、塩、こしょう、酒を入れて揉みます。
3. 片栗粉大さじ1を入れて混ぜます。
4. ボウルにホットケーキミックス、卵、牛乳を入れてよく混ぜます。
5. 塩とこしょうを加えて混ぜます。
6. フライパンに揚げ油を入れます。尻尾を持ってエビに衣をつけ、170℃の油でエビに火が通るまで揚げます。揚げたらバットにあげて油を切っておきます。
7. 器に青じそとレモンを盛りつけ、6のエビを乗せて出来上がりです。
出来上がりはどう見てもフリッターにしか見えませんが、アツアツの出来立てを食べると衣はサクサクで中身はプリプリ&フワフワで香りもあってとてもおいしく頂けました。レモンを少し絞ると香りが立ち上がり、エビはもちろん、衣のおいしさも際立ちます。揚げやすくするために尻尾をつけたまま揚げましたが、尻尾もカリカリでおいしく食べられました。ご飯のおかずにもおいしいでしょうけど、これはやはりビールが欲しくなる味です。
このレシピでは衣にホットケーキミックスを使っていますが、ホットケーキミックスはその名の通り簡単にホットケーキが焼けるように小麦粉だけでなく砂糖やベーキングパウダーなどが最初から入っていますので、卵と牛乳さえ用意すればいいようになっています。そのため普通のフリッターよりは甘めの仕上がりになりますが、アメリカンドッグのエビバージョンだと思えばあまり気にはなりませんでした。それでも甘いと感じる場合は、アメリカンドッグのようにケチャップやマスタードをつけるのもありだと思います。
菰田シェフがYouTubeで説明していましたが、酥炸は衣がサクッとした揚げ物のことを言います。蝦仁はエビのことですので、酥炸蝦仁は衣がサクッとしたエビの揚げ物という意味になり、まさにフリッターそのものです。つまめるように小さめのエビを使う料理ですが、食べてみると大きなエビでもおいしいのでは?と思いましたし、用意するエビの量によっては衣が余ります。今回も実際衣が余りましたので、一口大に切ったソーセージやプロセスチーズにつけて揚げてみたらとてもおいしく頂けました。考えてみるとソーセージですから、小さいですがアメリカンドッグですよね。
おやつでもおつまみ感覚でも食べられるおいしい一品ですので、ぜひ作ってみてください!
配信: あたらしい日日
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