いきなり何者かに拉致されたと思ったら、特異体質になっていて… / (C)窓口基/ジーオーティー
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、COMIC MeDuで連載中の『東京入星管理局』(ジーオーティー)から『不運を切除された女』をピックアップ。
3月14日に新作『多良さんのウワサ』が公開された、作者の窓口基さんが1月9日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ反響を呼び、5.5万件を超える「いいね」が寄せられ話題を集めている。この記事では、作者・窓口基さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■均衡のとれた安定した生活を送っていたのに、宇宙人に連れ去られ…
『不運を切除された女』(2/26) / (C)窓口基/ジーオーティー
本ストーリーの主人公は、良いことも悪いこともそこそこ、大成功も大失敗もない安定した人生を好む。幸運も不運も振り幅を抑え、“運を均す”ことで、運に振り回されない生き方をしていた。
それがある日突然、宇宙犯罪者に連れ去られ、肉体改造をされてしまう。どうやったら生かしたままこんなことができるのか…そんな状態にまでさせられていた。
彼女は意識がないままとある者に見つけられ、治療を受けて一命をとりとめた。ベッドに寝かせられていると何も自覚がない彼女は目を覚まし、恐怖を覚え、逃げ出してしまう。
そこで、肉体改造を受けたゆえの“とある体質”が発揮され、彼女を助けた者から衝撃の事実を聞かせられる。
壮大な宇宙の世界観と、特異なキャラクターが登場する本作に、「こーれは流行る予感」「天才」「こういうの大好き」と絶賛の声が止まらない。今後も本作のキーパーソンとなっていく彼女についても「推し漫画の推し」「俺の推しの女」と愛されている様子だ。また、「絵が!!!!好き!!!!!!」と窓口さんの絵に魅せられている読者もいた。
■見た事のない世界観で読者を虜に…窓口基さんに創作についてインタビュー
『不運を切除された女』(12/26) / (C)窓口基/ジーオーティー
――『東京入星管理局』はどのように生まれたのでしょうか。創作のきっかけをお教えください。
現在連載させてもらっているCOMIC MeDuというレーベルが立ち上がる時、同社の別レーベルでも担当してもらっていた編集さんと連載想定の漫画を考えてみることになり、戦う女子高生と宇宙人を中心に好きなものを詰め込んだ企画を考えました。
当時海外ドラマにハマっていたこともあり、単発のお話も、複数話にまたがるお話もできるような刑事モノっぽい方向性に固まっていきました。
――『東京入星管理局』のキャラクターや世界感を描く際に、こだわった点がございましたら、お教えください。
東京入星管理局は現実世界と、現実世界の薄膜一枚向こうに広がる非現実的な日常を行き来するお話なので、「誰も見たことがない絵を描くぞ!」ということを意識していますが、連載序盤はその意識が先行しすぎて画面が情報でミチミチになってしまっているので、いいバランスを探っている日々です。
――『東京入星管理局』の中で特に好きなお話やこれから読者に注目してほしいキャラクターはいますか。
エージェントたちはみんな好きな要素を詰め込んでいるので大好きですが、『不運を切除された女』としてXに投稿したキャラクター『ロズ』と、その相棒の『ウェル』はメインキャラクターたちの中でも明確にオリジン(エージェントと成った契機のエピソード)が描けたコンビなので、この二人のエピソードから読み始めてもらうのもありかなと思っています!
他にも、出稼ぎに来たのに犯罪の片棒活がされたエビ型宇宙人や、八百長で表舞台から消されたレーサーや地球に初恋の人を探しに来た異星の王子などもおすすめです!
――最後に作品を楽しみにしている読者やフォロワーの皆さんへメッセージをお願いいたします。
いつも読んでいただいてありがとうございます!
クライマックス真っ最中の東京入星管理局を今後もお楽しみに!
配信: WEBザテレビジョン
関連記事: