犬に野菜を食べさせるときの『絶対NG行為』5選 体調不良を引き起こす危険な与え方とは

犬に野菜を食べさせるときの『絶対NG行為』5選 体調不良を引き起こす危険な与え方とは

栄養素が豊富でヘルシーなため、愛犬に野菜を食べさせる飼い主さんは多いもの。しかし適切な状態で与えなければ体調不良を引き起こす可能性もあります。この記事では、犬に野菜を与える時のNG行為をご紹介しますので、日々の参考にしてくださいね。

犬に与えては絶対ダメ!危険度の高い野菜とは?

まずは、犬に絶対食べさせてはいけない危険な食材を、野菜に絞ってご紹介します。

玉ねぎ
長ネギ
ニラ
ニンニク
アボカド

これらを食べてしまうと、中毒を引き起こします。理解している飼い主さんも多いと思いますが、死亡事例もあるほど危険な野菜ですので今一度頭に入れておきましょう。

ほかにナス、ゴーヤ、ごぼうといった食材も健康阻害物質を含んでいるので、与えない方が良いでしょう。

犬に野菜を食べさせるときの『絶対NG行為』とは?

近年、大切な愛犬のために手作り食を与える飼い主さんが増えています。犬の手作りご飯のレシピ本やSNSにも数多くアップされていますよね。

ヘルシーで栄養たっぷりの野菜を犬に与えることは全く問題ありません。注意が必要なのは『与え方』です。体調不良を引き起こす可能性もある不適切な与え方を紹介します。

1.過剰に与える

ドッグフードを食べている犬は、通常フードだけで必要なカロリーや栄養素が足りています。野菜は少量与えるということが前提です。1日の必要摂取カロリーの10%程度に留めるようにしましょう。

個体差もありますが、消化が上手くできない犬は少量でも下痢や嘔吐など体調不良を引き起こしてしまったり、糖質の多いさつまいもを食べ過ぎると肥満を招くおそれがあります。

2.大きなサイズのまま与える

犬は食べ物を噛まずに丸呑みすることがよくあります。「うちの子、早食いで…」そう嘆く飼い主さんも多いのではないでしょうか。

ですから、犬に野菜を食べさせる際は飲み込んでも大丈夫なように小さくカットする必要があります。にんじんなどの固い野菜はすりおろしてピューレ状にするとよいでしょう。

大きなまま与えてしまうと、消化不良だけではなく窒息してしまう可能性もあり大変危険です。

3.与えてはNGな部位を与える

野菜の茎や芯、種などどこまで与えて良いのかは野菜によって異なります。

白菜やキャベツの芯は細かくすればそのまま与えてもOKですが、ブロッコリーの茎は皮が厚く固いため火を通さなければいけません。消化しやすくする意味合いもあります。

一方、トマトの葉や茎には「トマチン」という犬にとって有毒な成分が含まれています。食べさせることはNGです。

また、かぼちゃのわたや種は絶対にダメというわけではありませんが、消化しにくく口の中や消化器官を傷つけたり、詰まらせたりする危険性もあり避けたほうが良いです。

このように、一口に野菜といっても食べて良い部位・ダメな部位はさまざまですので、与える際は事前に調べることが必要です。

4.生のまま与える

例えばトマトやレタスは細かく刻んで生のまま与えたほうが犬も食べやすいでしょう。しかし、生だとお腹が冷えて体調を崩してしまうことも。ですので、基本的には茹でる・蒸す・レンジで加熱など火を通す調理法が推奨されます。

火を通すことで野菜のカサが減り、食感も柔らかく食べやすさが格段に上がります。お湯で茹でると種類によっては栄養素が流れ出てしまうので、レンジ加熱がおすすめです。飼い主さんの手間も省けます。

火を通したばかりの野菜は非常に熱いため、そのまま冷めるのを待つか、冷水に通して熱を取ってから食べさせてくださいね。

5.調味料で味付けして与える

野菜だけではなく食材全般にいえることですが、塩や醤油、砂糖など調味料で味付けすることは絶対にNGです。調味料は犬の体にとって害になることがあります。

人間の食事のときには愛犬をしっかりと監視し、目を盗んで食べられることのないよう気を付けましょう。

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