重信初江さんに教わる季節の漬物作り キャベツの浅漬け

今回はキャベツを漬物にしてみましょう。なかなか使い切れないとき、漬物の作り方を覚えておくと便利ですよ。春の時期に出回る春キャベツなら、食感も柔らかくて格別のおいしさがあります。

教えてくれた人:重信初江(しげのぶはつえ)さん

東京都生まれ、料理研究家。「なるたけ分かりやすく、作りやすく」をモットーとしたレシピにファンが多い。小学生の頃から大の漬物好きとして育つ。日本各地の漬物はもとより、韓国のキムチなどは現地に赴いて取材し研究する行動派。著書多数。

今回の食材:キャベツ

※今回は1年中買いやすい一般的なキャベツを使用しています。

見た目にみずみずしい、ハリのあるものを選びましょう。キャベツの漬物は私も大好物!日常的に作って、箸休めやおつまみに楽しんでいますよ。春キャベツなら甘みも強く、漬物にしてもその甘みをしっかり味わえるのが魅力です。

基本の「キャベツの浅漬け」

材料(作りやすい分量)&用意するもの

キャベツ…300g酢…大さじ1塩…小さじ1ビニール袋…1袋

重信さんポイント

「塩の量=キャベツの重さの2%」と覚えておくと便利です。

作り方

1. キャベツは5mm幅くらいの細切りにしてポリ袋に入れる。

重信さんポイント

繊維を断つ方向に切ると柔らかな食感が楽しめます。太い芯のところは、お好みで薄切りにしてください。

2. 酢、塩をポリ袋に加える。

重信さんポイント

酢を入れることで風味もよくなり、塩が全体によくいきわたります。塩は粗塩など、精製されていないものがおすすめ。

3. 空気を入れて、まんべんなく調味料が全体になじむよう口を閉じて数回振る。

4. 空気を抜いて口を縛る。時々ポリ袋の上から軽く揉み、しんなりするまで30分〜1時間くらいおく。すぐに食べない場合は冷蔵庫へ。

重信さんポイント

1時間ほどおいたら、空気を抜いて口をもう一度結び直すと、塩がしっかりまわります。保存容器に移して冷蔵庫に入れ、5~6日ほどで食べ切りましょう。食べるときは軽く水気を絞ってから、うつわに盛ってください。

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