初心者にもおすすめなスモーカー3選
燻製を始めようとする際に必要なのが「スモーカー」と呼ばれる燻製器。
ここでは初心者にもおすすめのスモーカーを紹介しよう。
■SOTO たくみ香房
扉がスライド式のスモーカーなら食材が取り出しやすい
スライド式トビラが扱いやすい。組み立て・お手入れも簡単。
温薫・熱燻対応
4本の支柱の溝に板をスライドさせて組み立てるスモーカー。
温薫でも熱燻でも使えるスレンレスボディ
食材を載せる網が2枚のほか、吊り下げ用のS字フックも3つ付き、多彩な薫製法を楽しめる。
ステンレス製なので温薫のほか熱燻にも対応する。
スモーカーを分解したようす
分解すれば薄型になり、持ち運びはコンパクトだし、洗浄も楽々だ。
■SOTO スモークダクト
省スペースになるスモークダクト
省スペースで大量の熱燻調理ができる!
たくみ香房専用のオプションアイテム。
たくみ香房の下部に付く2本の脚フレームと、ハーフトビラ、ダクト部分で構成されている。
熱源はシングルバーナー・レギュレーターストーブ(別売り)の専用設計となり、省スペースでの熱薫を可能としている。
■SOTO モクモグ
ダンボール型スモーカー
繰り返し使用OK!カワイイ段ボール型
温薫対応
ログハウス形状の段ボール型スモーカー。
組み立て式のスモーカー
組み立てるところからイベントが始まるかのようで、親子で協力してスモークを作るための遊びゴコロ満点。
付属のシールで好きなようにカスタムするもよし。
あらゆる食材をスモークしたようす
コチラはスモークウッドを使用する温薫専用のタイプ。
煙突つきの本格派
煙の量を調節する煙突まで付いている。
燻製のコツとは?スモーク達人のおすすめの食材
SOTOから発売された、初心者でも気軽に楽しめるスモークチップ&ウッド。
その監修に携わった「スモークビアファクトリー」の菅原翔馬さんに、その特徴やおすすめ食材について話をうかがった。
菅原翔馬さん
菅原翔馬さん
東京・池袋エリアに6店舗の燻製料理とクラフトビールの店を構える「Smoke Beer Factory(スモークビアファクトリー)」の燻製士であり、燻製ビールを中心に醸造するビアスタンド「NAMACHAんスタンド 北池袋店」店長も務める。
https://smokebeerfactory.com
■ 燻製初心者でも使いやすい
アウトドアブランド「SOTO」と聞いて思い浮かべるのは「レギュレーターストーブ」をはじめとするストーブ類ではないだろうか。
しかしSOTOでは、30年ほど前から燻製製品を販売しており、知る人ぞ知る燻煙材メーカーでもある。
手軽に楽しめる「スモークチップス ミートブレンド&フィッシュブレンド」と「スモークウッドミニ ミートブレンド&フィッシュブレンド」
そんなSOTOが2024年に新しく販売を開始したのが、スモークチップスとスモークウッドミニの「ミートブレンド&フィッシュブレンド」だ。
これまでに多くの燻煙材を販売してきたが、今回の新製品は燻製料理のプロである「スモークビアファクトリー」が監修。
燻製初心者でも使いやすいように、肉用と魚用にブレンドされている。
菅原さんによれば、ひと口食べたときのスモーキーなインパクトと、食べ進めていくうちに広がる余韻を楽しめるブレンドだという。
ローストビーフと合鴨ローストとベーコンは燻製してからひと晩寝かせ、食べる直前に温めると風味が増すという
「ミートブレンドは、肉自体の強い旨味に負けない、スモーキーさがダイレクトに感じられるブレンド。
スモーキーさが強い燻煙材として代表的なサクラをベースに、スモーク感を和らげるオニグルミ、余韻が広がるウイスキーオークをアクセントに使っています。」
反対にフィッシュブレンドは、ダイレクトなスモーキーさではなく芳醇な香りが特徴。
甘い香りのリンゴをベースに、オニグルミとウイスキーオークをブレンドしているという。
「ミートブレンドよりもウイスキーオークの配合を多めにして、甘みと余韻が強く出るようにしています。淡泊な魚とは非常に相性がいいですよ」
■ 燻製のプロがおすすめする食材
そんな燻煙材を手軽に楽しめる食材を聞いてみると、
「ミートブレンドなら、サラダチキンのプレーンがおすすめ。淡泊な肉は燻製の香り自体を楽しめます。
フィッシュブレンドなら、かまぼこや竹輪といった練り物。あとは干物や焼き魚を燻製してもおいしいですよ」
ほかにおすすめ食材を聞くと、小さな子どもがいるファミリーならスナック菓子、お酒のお供にするなら焼き鳥を燻製してみるのもいいという。
「焼き鳥の中でも、とくにぼんじりはおすすめですね。初めて食べたときは『ここまで味わいが引き出せるんだ!』と驚きました」
「スモークビアファクトリー」では、オリーブオイルや塩、しょう油、かつお節、納豆など、約50種類の燻製製品を販売している
初めて燻製を作るときは、少しハードルが高いと感じるかもしれないが、慣れてきたら調味料感覚で楽しんでほしいと菅原さん。
トライ&エラーもまた、燻製の楽しみ方のひとつだ。
配信: GARVY PLUS