3~5歳児までの知育玩具の選び方

3~5歳児までの知育玩具の選び方

第3回 遊んで学ぶ「知育玩具」はどう選ぶ?
子どもには、たくさんのことを早くから学んでほしいから、玩具もやっぱり「知育玩具」を選びたいと思うのが親心。とはいえ、どんなものを選んだらいいのかがわからない。「知育玩具は子どもの成長度合いに合わせて選ぶことが大切です」というのは、知育玩具や育児用品の輸入・開発を手がけるボーネルンドの広報担当・村上裕子さん。村上さんに、その選び方の極意を伺いました。

「3歳になると、子どもの興味は多様性を持ちます。この頃には、言葉や運動能力の発達がめざましく、『やりたい』という思いと行動がともなうだけでなく、周囲への関心が高まり、「なぜ?」と興味を持つようになります。また4歳になると、空想することができ、想像力が発達する時期です。創造性が育って、四角・三角など、さまざまな異なった形を組み合わせることができるようになるのです。

また、今まで家族だけで過ごす時間が長かったですが、幼稚園や保育園に行き、集団の中で生活することが始まります。一緒に遊んだり、順番やルールを守るなど、集団生活を覚えたりする時期でもあります。ですからこの頃は、自分の意思で、さまざまな形をつくるものなどの『知育玩具』がいいですね」(ボーネルンド・広報・村上裕子さん 以下同)

では実際、どんな「知育玩具」があるのか。好奇心を満たし、考える力を養う、おすすめ玩具を選んでみました。

●好奇心を満たし、考える力を養う玩具

▼ハマビーズ(基本セット:2160円ほか/ボーネルンド)

ハマビーズ基本ボトル(ボーネルンド)

色とりどりの小さなビーズを配置しながら並べて、アイロンの熱でくっつけるアイロンビーズ。色やデザインを考えながらものをつくる想像力を育てる。完成後は作品として残せるので、楽しみが広がる。

▼マグフォーマー( 7128円/ボーネルンド)

マグフォーマー(ボーネルンド)

幾何形体を磁石でつなぎ合わせるブロック。平面だけでなく、それを持ち上げて立体にもなるため、想像力を鍛えることができる。つきやすく取りやすいので、好奇心に応じて様々な形が作れる。

▼ニューブロック(はじめてのセット1:3240円ほか/学研ステイフル)

ニューブロック(学研ステイフル)

軽くてやわらかいパーツが特長の安全設計のブロック。角がないから、小さなお子さんが投げて遊んでも安心。豊富なカラーバリエーションと使い勝手のよいパーツが揃っており、成長に合わせて、長く遊ぶことができる。

▼LaQ <ラキュー>(ベーシック 001/体験パック(平面)648円ほか/ヨシリツ)

LaQ ラキュー(ヨシリツ)

7種類のパーツを組み合わせて、平面・立体・球体とあらゆる形をつくることができる、新発想のパズルブロック。パーツをつなげたときのパチッというクリック感が心地よい刺激となり、夢中になって遊ぶうちに集中力が身につく。

あそび道具は、まず好奇心を満たすことが大切。満足度合いの高さで、より創造性の発達につながりそうです。子どもの興味がどんなところにあるのか、普段から気をつけて見ていたいですね。
(文・浅子百合/クレッシェント)

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お話をお聞きした方

ボーネルンド村上さん
村上裕子
株式会社ボーネルンド
株式会社ボーネルンド・広報担当
株式会社ボーネルンド・広報担当