15歳の広瀬すずもかつて…ゼクシィ新CMに未成年俳優を起用で疑問の声続出

15歳の広瀬すずもかつて…ゼクシィ新CMに未成年俳優を起用で疑問の声続出

初代ゼクシィガールは13歳で起用されていた

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 かつては加藤ローサさんや倉科カナさん、吉岡里帆さんや佐久間由衣さんなどが務めてきた歴代ゼクシィガール。

 しかし2013年には松井愛莉さんが当時16歳で、2014年には広瀬すずさんが当時15歳でゼクシィガールに選ばれています。

 初代の加賀美セイラさんに至っては2001年に当時13歳で起用されました。むしろ最初からゼクシィ側のコンセプトとして未成年の女優やモデルをゼクシィガールに起用する方針があったのだろうと推測されます。

 このように中高生の女優もCMに起用することで結婚へのポジティブイメージを伝え、結婚に憧れる若年層を取り込んで行きたいというゼクシィ側の狙いもあるのかもしれません。

結婚したくない若者が増えてる現在に…


 しかし実際にゼクシィの購買層としては「もうすぐ結婚や結婚式を控えている」という今まさに結婚しようとしている人たちのはずです。そして先述の通り、それは男女ともにアラサー世代。

 結婚したくない若者が増えていると叫ばれて久しい現代では、この低賃金や物価高の中で結婚にまつわるお金や出産などの難関をどう乗り越えられるのかという現実的な問題をクリアしない限り若者は結婚に向かわないでしょう。

 そんななかで自分と同年齢の女の子がゼクシィのCMでウエディングドレス姿を披露しているのを見て「私も綺麗なウエディングドレスを着たい」、「豪華な結婚式を挙げたい」と思える若者が実際にどのくらいいると言うのでしょうか。

 結婚が若者にとって今まで以上にシビアになっており、ジェンダー問題に社会や企業がどう向き合うかも注目が集まる現代。だからこそ今回、ゼクシィは“結婚”という人の人生に大きく関わるブライダル情報誌としての姿勢が問われているのかもしれません。

<文/エタノール純子>

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【エタノール純子】
編集プロダクション勤務を経てフリーライターに。エンタメ、女性にまつわる問題、育児などをテーマに、 各Webサイトで執筆中

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