配当利回り・配当性向をチェック
配当金の有無や金額をチェックすることで、その会社の株主還元に対する姿勢が見えてきます。成長過程の会社は、今は配当金が少なくても、将来の“有望株”もあるので、「1」の業績を確認することが大事。
【配当利回り】3~4%がGood!
株価に対して、どれだけの配当金を出しているかを示す数値。計算式の通り、株価が変動すると、配当利回りも変わります。株価が下がると配当利回りは上がるので、配当利回りが高い場合は、その理由を確認して。
配当利回り(%)=1株あたりの年間配当金額÷株価×100
【配当性向】30~40%がGood!
会社の利益から、どれくらいを配当金として株主に還元しているかを示す数値。利益が出ていないのに、この数値が高い会社は、会社の資産を持ち出している可能性もあります。「1」の業績チェックが大事。
配当性向(%)=1株あたりの年間配当額÷1株あたりの当期純利益×100
優待品を使い切れるかチェック
優待は自分と家族が楽しんで使える内容で、ムリなく使い切れる量に。封筒や段ボールの開封と処分、優待券の管理などに負担を感じるようでは本末転倒。また優待品はどんどん使って家に物をため込まないように。
投資信託と個別株(優待株)の違いは?
いつ、いくらで、どのくらい買うかを自分で判断したい人は個別株向き!
成長投資枠の使い方に迷っている人は下表を参考に。値動きにハラハラするのが苦手な人は、つみたて投資枠で買っているのと同じ銘柄の投資信託を成長投資枠で買ってもOK。一括でのまとめ買いも、積み立て購入もできます。一方、個別株に関心があり、トライしたい人は、優待株を買うのもアリ!優待の内容が気に入り、株価が手頃なものを買って、1年程度、様子をみましょう。株式投資が自分に向いているかどうか、わかるかも。
<教えてくれた人>
ファイナンシャル・プランナー 松田梓さん
FP STYLE代表。12年から株式投資や資産形成を本格的に始め、現在はFPとしてお金の個別相談をするほかマネー記事を執筆。投資先を見つけるための個人投資家向けセミナーも開催。
※この特集に掲載した情報は、個人の経験と見解であり、読者の投資の利益を示唆・保証するものではありません。
※投資に元本保証はありません。損失のリスクも検討し、自己責任の上で行ってください。
※投資は、月収(手取り)の6カ月分の預貯金を貯めてから始めましょう。
※この冊子に掲載した情報は、25年1月22日現在のものです。情報は変わることがあります。
※株主優待内容は、特に表記がない限り、最低単元数、最短保有期間でもらえるものを記載しています。また、株主優待制度は変更や廃止の可能性があります。
参照:『サンキュ!』2025年4月号「株主優待で得する!BOOK」より。掲載している情報は2025年2月現在のものです。
編集/サンキュ!編集部
配信: サンキュ!
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