実母の死産の体験から「出産時に赤ちゃんが死んでしまうことがある」という思いにとらわれて、どんどん気持ちが落ち込んで・・・【周産期のうつ・体験談】

実母の死産の体験から「出産時に赤ちゃんが死んでしまうことがある」という思いにとらわれて、どんどん気持ちが落ち込んで・・・【周産期のうつ・体験談】

【村上先生より】産後うつは、なる前に予防することがとても大切です

産後うつに関して一番大切なことは、できる限り予防することです。産後育児と並行しながら、うつに対する治療を行うことは、お母さんたちに一層の負担がかかってしまうからです。メンタルヘルスに関する妊娠中からの支援が、全国でより一層充実することを願っております。

お話・写真提供/中村茉帆さん・大樹さん 監修/村上寛先生 取材・文/東裕美、たまひよONLINE編集部

妊娠中に感じた不安や落ち込みをそのままにせず、心の専門医である村上先生に相談したことで、「いい出産を迎えることができた」と、茉帆さんは語ります。
インタビューの後編は、茉帆さんのつき添いで村上先生の元を訪れていた大樹さんにも、メンタルヘルスに不調があることがわかり、患者として受診するようになったことについてです。

「 #たまひよ家族を考える 」では、すべての赤ちゃんや家族にとって、よりよい社会・環境となることを目指してさまざまな課題を取材し、発信していきます。

村上寛先生(むらかみひろし)

PROFILE
医師。1985年生まれ。東京都出身。2011年順天堂大学医学部卒業。信州大学医学部内に日本で初めての周産期メンタルヘルスに特化した大学講座「周産期のこころの医学講座」を創設。信州大学医学部附属病院の「周産期のこころの外来」「周産期の父親の外来」にて、妊産婦や父親のメンタルヘルスサポートおよび産後うつの治療を行う。日本各地で周産期メンタルヘルスや母子保健に関する講演会・研修会も開催。3児の父。著書『さようなら、産後うつ 赤ちゃんを迎える家族のこころのこと』(晶文社)。

●記事の内容は2025年3月の情報であり、現在と異なる場合があります。

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