捨てることで部屋も人生もスッキリ!1人ときどき2人暮らしの57歳と、会社員を辞めて自宅でプチ起業!今が一番楽しいと語る56歳の彼女たち。シンプルで満ち足りた50代の暮らしをご紹介します。
物をドッサリ捨てて部屋を片づけたことで、うつむいて歩いていた人生が激変!
<教えてくれた人>
しょ~こさん
live in京都⇔東京 age57歳
京都の団地と東京の古民家(共に賃貸)での2拠点生活。東京の家では長女(22歳)と2人暮らし。長男(31歳)、二男(29歳)は独立。仕事はインフルエンサー。Instagramで50代の暮らしや気づきを発信。
しょ~こさんにとって50代は「新たな扉」そのもの。自分嫌いを克服し、人生が大きく好転したからです。「幼いころから自分に自信がなくて、いつもうつむいて歩いていました」。
23歳で結婚した夫のギャンブル癖に悩み、30歳で働き出すと子育てと仕事に忙殺され、40歳でついに離婚。3人の子を1人で育てながらライターとして必死で働きました。「30~40代は時間も心も余裕ゼロ、家はゴチャゴチャ。見て見ぬふりをしながら自分を責めてました」。
そして52歳でコロナ禍。そこで荒れ放題の家を片づけ始めたことが大きなターニングポイントに!
「私は片づけができないと思ってあきらめてたけど、きれいに使いやすく整理できて心が躍りました」。1カ所片づけるたびにインスタで発信してみたら、フォロワー数が日に日に増加。「私もやればできる! !」という強い自信が生まれ、インスタグラマー、本の出版と仕事も広がっていきました。「私には老後は存在しない!くらいの気持ちで、これからもいろんな体験をして成長し続けたい。そんなふうに自由で縛られない自分が今は好きです」。
●Life story
1967年 京都で生まれる
1985年 高校卒業後、一般企業に就職
1990年 23歳で結婚し、専業主婦に
1993年 25歳で長男出産
1995年 27歳で二男出産
1997年~30歳からヤクルトの販売員や広告代理店のアルバイトをする
1999年~33歳で夢だったライターに。インテリア雑誌の制作に携わる
2002年 35歳で長女出産
2007年 40歳で離婚。ギャンブル好きの夫が仕事をしなくなり、持ち家が競売にかけられ、子ども3人を連れて築30年の団地に引っ越す。実家の援助も受けながら必死で子育て
2017年~出版不況により、50歳ごろからライターの仕事が減る
2020年 52歳のときコロナ禍でさらに仕事が激減。ふと思い立って部屋を片づけ、インスタで発信
2021年 53歳で初のデジタルzineを自主制作・販売。編集者の目に留まる
2022年 54歳で初めて本を出版
2024年~56歳でインフルエンサーとしての仕事に加え、「方眼ノート」の講師としても活躍中
【片づけのこと】きっかけは引き出し1段。片づけたことで初めて自己肯定感が芽生えた
ゴチャついた小引き出しを整えたら勢いづき、3カ月で半分以上の持ち物を処分。「物を捨てながら、それを選んだ当時のへっぽこな自分にも理由があったんだよねって。まるっと過去の自分を受け入れられたんです」。
配信: サンキュ!