ニットを着たあとにすぐしまうのはNG
ニットを自宅で洗濯しようと思うと、洗濯機が使えず、洗面台で手洗いをする場合もあります。ただ、それはとても面倒な作業。そこで、数回着用してから洗濯やクリーニングに出すということもありますが、着用後にすぐ畳んでクローゼットなどにしまうのはNG。
1回着用した程度ではあまり汚れていないように感じますが、実は襟元や袖には皮脂汚れがついていることも。そのため、脱いだあとにはかたく絞った濡れタオルで、肌に触れていた部分を叩くように拭いて汚れを取り除きましょう。
また、汚れ以外にも汗で湿気を吸収していることも考えられるので、十分に乾かすようにすると◎。
ニットのニオイは蒸気をあてて取り除く
服を洗濯できないとなると、汚れ以外に気になるのがニオイですよね。消臭スプレーを吹きかけるという方法もありますが、ほかにも簡単にニオイを軽減させる方法があります。それが「蒸気」。
スチームアイロンで蒸気をニットにあてたり、霧吹きスプレーでニットに水分を含ませてからドライヤーの風をあてるなどの方法があります。でも、もっともな簡単な方法は、浴室に吊るすこと。入浴後の浴室は湯気や蒸気が残っているので、そこにニットを干すことでニオイを取るという仕組み。
お手入れが難しいイメージのあるニットですが、実はとても簡単。軽度な汚れやニオイは前述の方法で取り除き、しつこい汚れなどは洗濯やクリーニングに出すというようにすれば、家事も少しだけ楽になりそうですよね。
(文・山手チカコ/考務店)
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