昔はこっちが標準?アルミホイル派
昔のおにぎりのイメージは、ラップよりもアルミホイルで包んであったと思う人も多いのでは? そんなアルミホイルでおにぎりを包むメリットは、アルミホイルはラップと違い、ご飯との間に小さな隙間がたくさんできること。そのためおにぎりから出る水分でべちゃっとなりにくいそうです。
アルミホイルはラップと比べてめくりやすいのも特徴。ちょっとずつめくって食べれば、手を汚さずに食べるのも簡単です。また、アルミは放熱性が高いため、完全に冷ましていない状態で包んでも、早く冷めやすくなるというメリットもあります。
ただし、そのままでは電子レンジで温められなかったり、ちぎれやすいので、うっかり小さな破片が口の中に入ってしまうと、気持ち悪いだけでなく、うっかり奥歯で噛んでしまうと、かなり不快な思いをすることになってしまうことも…。
見やすく便利なラップ派
一方でラップのメリットは、ラップを広げた上にご飯や具を乗せれば、そのまま手に触れずに包むことができるので、衛生的です。電子レンジで温めることも簡単ですし、中が見えるので、中の具ごとにのりの巻き方を変えるなどすれば、ラップから出さなくても簡単に見分けが付きます。
ラップの上からイラストを描いて子どものお弁当用に可愛く見せることもできますし、カラフルなおにぎり用のラップが色々販売されているのも特徴です。
ラップのデメリットは、逆に中身が見えてしまうため、上手く握れなかったりしても、外からは丸見え…。また、おにぎりとぴったり密着するため、握ってから食べるまでに時間が空くと、おにぎりの水分で表面がべちゃっとしたり、のりがしなしなになってしまうというのも欠点です。
それぞれにメリット、デメリットのあるラップとアルミホイル。握ってから食べるまでの時間や電子レンジで温め直したいかを考えて、状況によって使い分けるのがいいのかもしれませんね。
(文・姉崎マリオ)