【ドライバーの本音】高速道路で同乗者にイラッとすることランキング

第3回 高速道路の渋滞の過ごし方
年末年始、マイカーやレンタカーを借りて、遠出をするママも少なくないはず。家族みんなで楽しく移動できればいいですが、場合によっては同乗者の言動に腹が立つことも…。

寝られるよりもイラッとしてしまうことは…

ドライバーの本音の探るために、ママテナでは2017年12月19日~22日に、車の運転免許証を取得している既婚女性143名に、「高速道路の運転」に関するインターネットアンケートを実施しました。

「ドライバーとして高速道路を走行中に、同乗者にされたらイライラすることはどんなことですか?」と質問したところ、TOP10は以下の通りに。

1位:運転に口出ししてくる(65.7%)
2位:渋滞になるとイライラし始める(53.1%)
3位:「疲れた」など文句が多い(49.7%)
4位:ずっとスマホやゲームをいじっている(35.7%)
5位:カーナビを触って元の画面に戻さない(20.3%)
6位:運転を交代してくれない(19.6%)
7位:寝てしまう(16.8%)
8位:座席の背もたれをやたらと倒して座る(14.7%)
9位:自分(同乗者)だけ飲食をする(14.0%)
10位:空調を勝手にいじられる(12.6%)

7割近くの人が選び、1位となったのは「運転に口出ししてくる」。アクセル・ブレーキワークやウインカー、車線変更のタイミングなど、ドライバーとしては自分のペースで運転したいのに、アレコレ言われてしまうと、楽しいドライブも苦痛になってしまいがち。フリーコメントには、「人の運転に口出しするくらいなら自分で運転してほしい」(30代後半)といった声が散見されます。

2位は「渋滞になるとイライラし始める」。渋滞にハマってしまうと、代わり映えしない風景のなかをのろのろと走行することになり、イライラしやすいもの。だからといって負の感情を表に出してしまうと、車内の空気が悪くなってしまいます。ドライバーによっては、「同乗者は、渋滞でイライラするなら、寝てて欲しい。私は渋滞でイライラしないので」(30代後半)と、考える人もいるようです。

3位も約半数の人が選んだ「『疲れた』などの文句が多い」。本人が運転しているわけでもないのに、「まだ目的地に着かないの?」、「休憩したい」、「退屈」など、文句を言われるのは、たしかにイライラしてしまいそうですよね。

【ドライバーの本音】高速道路で同乗者にイラッとすることランキング

ドライバーを気にかけてあげることが大切

本調査では、「ドライバーが同乗者からされたら嬉しいこと」についても質問しています。上位10位の結果は…。

1位:「運転代わろうか?」など気遣ってくれる(62.2%)
2位:「運転お疲れ様」など労いの言葉をかけてくれる(61.5%)
3位:一緒に目的地を探してくれる(60.8%)
4位:道路の分岐などを教えてくれる(54.5%)
5位:会話をしてくれる(50.3%)
6位:料金所の支払いをサポートしてくれる(46.9%)
7位:飲食をサポートしてくれる(42.7%)
8位:お菓子や飲みものを用意してくれている(39.2%)
9位:スマホなどで渋滞情報を確認してくれる(37.1%)
10位:「後ろから車来てるよ」など、周囲の安全確認をしてくれる(34.3%)

1位と2位は、どちらも6割以上の人が選んだ「気遣い」と「労い」の言葉。お菓子を用意したり、渋滞情報をチェックしたりするよりも、「お疲れ様」や「疲れていない?」、「運転ありがとう」など、たったひと言、言葉をかけてもらえるだけで、ドライバーの気持ちは安らぐのかもしれません。

3位には「一緒に目的地を探してくれる」、4位は「道路の分岐などを教えてくれる」がランクイン。運転の仕方に口出しされるのはNGでも、これらに関して声をかけてもらえるのは、嬉しいことのひとつ。フリーコメントには「一緒に運転してくれてるような気持ちになるから」(40代前半)のように、“一緒にでかけている”と感じられることがポイントになっているようです。

車の運転にはドライバーの性格が如実に現れるから、同乗者は自分と異なる運転の仕方に、つい口出ししてしまいがち。でも、それはグッと堪えて、あくまでも運転をサポートするような言葉に留めておくと、車でのおでかけがより楽しくなるのではないでしょうか。
(文・奈古善晴/考務店)

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