
どんな症状に効果が期待できるかは記載してある
さっそくですが、目薬を選ぶ際、何を見て選べばよいのでしょうか? 今回は、“目薬といえば”なロート製薬に話を聞きました。
「どんな症状に効くか、というのは薬の『有効成分』によります。『有効成分』は濃度が書いてありますので、参考にしてもよいかもしれません。ただ、市販薬に関しては、様々な症状に効果のある成分を組み合わせているタイプも多くありますので、特定の成分が特に目によい、というようなものはないと考えてよいでしょう」
有効成分の濃度がひとつの目安になるとのことですが、「どんな症状に効果があるかを判断するのは、商品に書いてある『効能・効果』部分を確認していただければと思います」とのこと。
先述のように、ドラッグストアなどで購入可能な目薬は、様々な有効成分が組み合わされているので、例えば、「目の疲れ」を感じ疲れ目対策の目薬を使用している場合。「目のかゆみ」を感じたからといって、必ずしも「目のかゆみ」対策の目薬を買い直す必要はないそう。
「疲れ目対策の目薬でも、『効果・効能』に『目のかゆみ』と記載されていれば、そのまま使用しても問題ありません。ただ、やはり『目のかゆみ』を感じる場合は、その『効能・効果』を大きく書いている目薬を使用することをおすすめします」
「清涼感」も大切なポイント!
目薬を選ぶ際、症状以外で気になるのが「清涼感」ですが、これもパッケージに書いてあるのだとか。
「人によって『気持ちよい』と感じる『清涼感』は異なり、目薬を選ぶ上で大きな要素となります。当社では、その「清涼感度」として、☆(星)の数や指数で示していますので、お選びいただきやすい工夫をしています」
実際、ドラッグストアに置いてある目薬のパッケージを確認してみたところ、メーカーを問わず、多くの商品には記載されていました。同じメーカーの多少品との比較のような記載がしてあるので、一目でもでわかりやすいので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
また、ロート製薬をはじめ、目薬の製造・販売を行っているメーカーは、症状や悩みに適した目薬を提案してくれるウェブページを設けていることもあるので、事前に確認してから買いに行くとよいかもしれません。
