【知ってる?】自分に合った生理用ナプキンを選ぶための3つのポイント

第8回 日常消費財の徹底比較 いいモノ買い隊
女性にとって欠かせない日常消費財といえば、生理用ナプキンです。昼用や夜用、多い日用など、たくさんの種類があるけれど、10代からずっと使っていて、それぞれの特徴で選ぶというよりは、“感覚”で選んでいるという人も多いのでは?

そこで、『elis』でおなじみのエリエール(大王製紙)に取材し、それぞれの特徴をあらためて教えてもらいました。

【おさらい】生理用ナプキンのそれぞれの違い知ってる?

タイミング・経血量・運動量で使い分け

生理用ナプキンには、冒頭で触れたようにたくさんの種類がありますが、そのなかから自分に合った生理用ナプキンを選ぶには、何を基準にしたらよいのでしょう?

なんでも、「生理用ナプキンを選ぶポイントはおもに3つあります」とのこと。

「長さも厚みも形も種類がたくさんありますが、『昼用』『夜用』と使用するタイミングによっての使い分け、『軽い日』『ふつうの日』『多い日』といったように経血の量によっての使い分け、そして『羽つき』『羽なし』と、運動量での使い分けもできます。使用のタイミング・経血量・運動量、これらを考えると、長さ・厚さ・羽の3つがポイントになります」

長さ・厚さ・羽がポイントになるとのこと。さらに詳しくお話をお聞きしました。

ポイント1●長さ

「弊社の『elis』のお話になりますが、もっとも短いのが『軽い日用』で17cmです。『ふつう~特に多い日の昼用』は、20.5cmから27cmまで、『多い~特に多い夜用』は、29cmから40cmまであります。遠出するときなど、長時間ナプキンの交換ができないことが予想される場合や、生理が始まって2日目前後の経血量が比較的多いときには長めのものにしておくと安心です」

ポイント2●運動量

経血が多いときには厚みのあるタイプがよいと思いますが、そうではない場合、つけていてもガサガサ感やゴワゴワ感が少なくて動きやすいのは比較的薄めのスリムタイプです。何かとお出かけする機会が多い昼間などはスリムタイプがよいのではないでしょうか」

ポイント3●羽

「運動をするときや立ったり座ったりを繰り返すという日は、羽つきにすると安心です。羽があることで、ショーツに固定できるので、多少動きが多い日でもズレにくく、横モレを防ぐことが出来ます。休日などあまり動く必要がないときや経血量が少ないときには、そもそもズレや横モレの心配が少ないので、羽なしでもよいと思います」

これら3つのポイントのほか、「素材」も生理用ナプキンを選ぶ際に考慮するとなおよいとのこと。かゆみ・かぶれが気になる人や肌が弱い人は、柔らかくムレにくいタイプなどもあるので、自分の肌に合った素材を選ぶとより快適になりそうです。

経血量が多い・少ない、肌が弱いなど、自分の体質的なことだけでなく、その日はどれくらい動きそうかなど、予定や生活のことも考える。「生理期間」とひとくくりにはせず、一日単位でどれにするかを決めるとストレスが少なく済みそうです。
(文・明日陽樹/考務店)

お話を聞いた人

大王製紙株式会社
総合製紙メーカー
1943年創業。新聞用紙や包装用紙、段ボール原紙、家庭用品に至るまで幅広く手掛けており、「エリエール」や「elis」、「GOO.N」、「アテント」などが有名。「世界中の人々へ やさしい未来をつむぐ」を経営理念に、持続的な事業拡大による更なる発展を目指す。
1943年創業。新聞用紙や包装用紙、段ボール原紙、家庭用品に至るまで幅広く手掛けており、「エリエール」や「elis」、「GOO.N」、「アテント」などが有名。「世界中の人々へ やさしい未来をつむぐ」を経営理念に、持続的な事業拡大による更なる発展を目指す。