腸内環境を整えるオリゴ糖、いつしか当たり前のように身近に存在するようになりましたよね! 実際に、腸にとって良い効果をもたらすとはよく聞きますが、それによって口臭や体臭の原因を抑えたり、虫歯の予防にもなるなど、様々なうわさを耳にします。今回は、管理栄養士の柴田真希先生に、その効果効能を伺ってきました!
■オリゴ糖ってどんなもの?
――早速ですが、オリゴ糖ってどんなものなのでしょう? 普通の糖と、なにが違うのですか?
糖類のうち、ブドウ糖、果糖、ガラクトースは最小単位である「単糖類」と呼ばれ、単糖が2個結合した「二糖類」はショ糖や麦芽糖、乳糖が含まれます。オリゴ糖は単糖が3~10個結合したもので、人の消化酵素では消化されないものが多いのが特徴です。(柴田先生)
――オリゴ糖にはどのような種類があるのでしょうか?
砂糖を原料に酵素を作用させて作られる「フラクトオリゴ糖」や、大豆から天然成分を抽出・分離させた「大豆オリゴ糖」、乳糖にβ-ガラクトシダーゼを作用させた「ガラクトオリゴ糖」など、色々な種類があります。
「パラチノース」や「トレハロース」など耳にしたことがあるかもしれませんね。これもオリゴ糖の一種なんですよ。
――甘さは、同じ量の普通の砂糖と比べてどう違う?
オリゴ糖の種類により多少異なりますが、砂糖の約半分の甘味と言われています。
糖類のうち、ブドウ糖、果糖、ガラクトースは最小単位である「単糖類」と呼ばれ、単糖が2個結合した「二糖類」はショ糖や麦芽糖、乳糖が含まれます。オリゴ糖は単糖が3~10個結合したもので、人の消化酵素では消化されないものが多いのが特徴です。(柴田先生)
――オリゴ糖にはどのような種類があるのでしょうか?
砂糖を原料に酵素を作用させて作られる「フラクトオリゴ糖」や、大豆から天然成分を抽出・分離させた「大豆オリゴ糖」、乳糖にβ-ガラクトシダーゼを作用させた「ガラクトオリゴ糖」など、色々な種類があります。
「パラチノース」や「トレハロース」など耳にしたことがあるかもしれませんね。これもオリゴ糖の一種なんですよ。
――甘さは、同じ量の普通の砂糖と比べてどう違う?
オリゴ糖の種類により多少異なりますが、砂糖の約半分の甘味と言われています。
■オリゴ糖はどのような効果がある?
――今さらな質問なのですが、オリゴ糖が腸内環境を整えるって本当なんですか?
はい、ビフィズス菌や乳酸菌などの腸内細菌を増やし、整腸作用をもたらす働きがあると言われています。
腸内環境を整える方法は、まずヨーグルトなどの「ビフィズス菌」や納豆や漬け物など発酵食品に含まれる「乳酸菌」を含む食品をとること。そして、オリゴ糖や食物繊維を豊富に含む食品をとることです。
オリゴ糖や食物繊維は、消化・吸収されることなく大腸まで達するので、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌の栄養源となって数を増やす効果が期待できるのです。
――たまに耳にするのですが、腸内環境を整えると、口臭や体臭に効くって本当ですか?
口から腸までは1本の管でつながっています。そのため、腸内の悪臭成分の産生を抑制することで、口臭や体臭の予防になると考えられます。
――虫歯の予防にもなるって本当?
虫歯の原因菌は、砂糖から不溶性グルカンを作り出して歯の表面に歯垢を付着させます。歯垢で繁殖した虫歯菌が酸を分泌し、歯のエナメル質を溶かすことにより虫歯になるのです。オリゴ糖は虫歯菌のエサにならず、歯垢は形成されにくいため虫歯の予防になると考えられ、特定保健用食品としても認可されています。
はい、ビフィズス菌や乳酸菌などの腸内細菌を増やし、整腸作用をもたらす働きがあると言われています。
腸内環境を整える方法は、まずヨーグルトなどの「ビフィズス菌」や納豆や漬け物など発酵食品に含まれる「乳酸菌」を含む食品をとること。そして、オリゴ糖や食物繊維を豊富に含む食品をとることです。
オリゴ糖や食物繊維は、消化・吸収されることなく大腸まで達するので、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌の栄養源となって数を増やす効果が期待できるのです。
――たまに耳にするのですが、腸内環境を整えると、口臭や体臭に効くって本当ですか?
口から腸までは1本の管でつながっています。そのため、腸内の悪臭成分の産生を抑制することで、口臭や体臭の予防になると考えられます。
――虫歯の予防にもなるって本当?
虫歯の原因菌は、砂糖から不溶性グルカンを作り出して歯の表面に歯垢を付着させます。歯垢で繁殖した虫歯菌が酸を分泌し、歯のエナメル質を溶かすことにより虫歯になるのです。オリゴ糖は虫歯菌のエサにならず、歯垢は形成されにくいため虫歯の予防になると考えられ、特定保健用食品としても認可されています。
■オリゴ糖の効果的な摂取方法
――オリゴ糖は、日々、どのくらい摂取したらいい?
オリゴ糖は大豆や野菜、くだものなどの食材や、はちみつやさとうきび、味噌、醤油、清酒などの調味料など様々な食材にも含まれています。もちろん、特定保健用食品として市販されているオリゴ糖などを使用したりしてもよいでしょう。
いろいろな食材に含まれているため、具体的な量は提言できかねますが オリゴ糖は水分を吸収する力が強く、とり過ぎると下痢を起こすこともあるので体調に合わせ、摂取のしすぎにも気をつける必要があります。
――効果的な摂取方法って、なにかありますか?
普段使っている白砂糖から、はちみつやきび砂糖に調味料を置き換えるところから始めてみてはいかがでしょう。
他には、野菜をたっぷりと入れたお味噌汁を食べることも、野菜(オリゴ糖・食物繊維)と味噌(乳酸菌)の相乗効果が臨めるのでおすすめです。バナナ(オリゴ糖・食物繊維)とヨーグルト(乳酸菌)の相乗効果も期待できるので、バナナヨーグルトを食べるのもおすすめです。また、バナナではなくはちみつや、市販のオリゴ糖をかけるのも良いですね。
オリゴ糖は大豆や野菜、くだものなどの食材や、はちみつやさとうきび、味噌、醤油、清酒などの調味料など様々な食材にも含まれています。もちろん、特定保健用食品として市販されているオリゴ糖などを使用したりしてもよいでしょう。
いろいろな食材に含まれているため、具体的な量は提言できかねますが オリゴ糖は水分を吸収する力が強く、とり過ぎると下痢を起こすこともあるので体調に合わせ、摂取のしすぎにも気をつける必要があります。
――効果的な摂取方法って、なにかありますか?
普段使っている白砂糖から、はちみつやきび砂糖に調味料を置き換えるところから始めてみてはいかがでしょう。
他には、野菜をたっぷりと入れたお味噌汁を食べることも、野菜(オリゴ糖・食物繊維)と味噌(乳酸菌)の相乗効果が臨めるのでおすすめです。バナナ(オリゴ糖・食物繊維)とヨーグルト(乳酸菌)の相乗効果も期待できるので、バナナヨーグルトを食べるのもおすすめです。また、バナナではなくはちみつや、市販のオリゴ糖をかけるのも良いですね。
普段、よく目にするオリゴ糖ですが、 身近な食材にも含まれていて、手軽に摂り入れられそうですね! さらに、腸内環境の美化は、やはり口臭や体臭にも効果があるみたいです! オリゴ糖を摂り入れて、身体の中からキレイになりましょう!
(岡野とら子+どてらい堂)
(岡野とら子+どてらい堂)
アリシー 編集部
アリシー編集部は、30代を目前に漠然とした不安を抱くも、なかなか一歩前に踏み出せない女性(=いもむし女子)に向けて、いつもの日常がちょっと豊かになるようなコンテンツを提案しています。きっと自分らしい生き方を見つけるきっかけになるかも。
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女性向けに情報を発信するWebメディア「アリシー」は、2019年6月13日をもってサービスを終了しました。グルメやファッション、マンガ・エッセイなどアリシーの一部コンテンツは、姉妹サイト「ママテナ」に移管しております。引き続きお楽しみください。
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