花瓶がなくても大丈夫! 「緑のある暮らし」のコツをプロが伝授
この記事は「アリシー」から提供を受けて掲載しています

花瓶がなくても大丈夫! 「緑のある暮らし」のコツをプロが伝授

第4回 新緑からパワーをもらう。
コラムニストmujikkoさんにインタビュー!

部屋に植物を取り入れるだけで、ぱっと室内が明るくなりますよね。でもセンスよく取り入れるのって案外難しいし、そもそも植物を育てるのも大変そう……。
どうやったら理想の「緑のある暮らし」が実現できるの? 今回は、おしゃれなお部屋のコーディネートを提案するコラムニストのmujikkoさんにインタビュー。初心者でもセンス良く緑を取り入れるコツやポイントを伺いました。

■一週間がんばったご褒美に緑を!

──まずは簡単な自己紹介をお願いします。

「整理収納コンサルタント・コラムニスト・ブロガーとして活動しています。昨年度は花のある日常を推奨する事業『Flower Friday(フラワーフライデー)』のアンバサダーを務めさせていだたきました。これは、1週間がんばった自分へのご褒美として、金曜日に花を買って飾り、週末をプチ贅沢な気持ちで過ごしませんか? と提案する取り組みです。花といっても決して大げさなものじゃなく、たった数本でもOKなんですよ」
──今まで緑や花を飾ったことのない女子たちが、家に置こうと思った時、「何から始めたら良いの?」と思うことも多いですよね。

「どんな植物が欲しいかイメージが湧いていない時は、Instagramを覗いてみて。特に最近人気のタグ『 #花のある暮らし 』『 #グリーンのある暮らし 』にはお手本にしたい写真がいっぱいありますよ! まずはそれでイメージを膨らませるのも良いかもしれませんね」
「そのあとに、仕事帰りなどにお花屋さんに寄って、実物を見てみてください。こちらの写真のような小さなブーケを売っているお店もあります。これならそのまま飾れるし、単品で買うよりリーズナブルですよ。価格はサイズや花の種類にもよりますが、こちらは500円でした」

■一人暮らしでも緑を飾るアイディア

──一人暮らしで花を飾るスペースが少ないと悩む人もいると思います。そんな時はどんな風に植物を取り入れれば良いでしょうか?
「逆に、スペースは少ない方が取り入れやすいんですよ。部屋が広かったらバランス的に大きくて高価なものが必要になるじゃないですか。それに、かわいいデザインの鉢は小さいものが多いんです! 存在感があるものを1つでも良いですし、小さいものを何種類か置いても良いので、まずは棚の上など、お気に入りのスペースで楽しんでみてください」
──花瓶を持っていないけれど切り花を飾りたい時のアイディアを教えてください。
「花瓶がないならジュースやジャムの空き瓶を活用してみて。コーヒーカップなどの食器でもOK! むしろそのくらいカジュアルな方がお部屋に馴染みやすく、がんばってる感が出ません。瓶も今はおしゃれなものが多いですよね。上の写真はドレッシングの空き瓶を利用したものなんですよ」
「花瓶がいらない究極の方法はドライフラワー。水分の少ない花なら、束ねて吊り下げておくだけで簡単にドライフラワーにできますよ。大輪の花以外ならだいたいドライフラワーにすることが可能ですが、かすみ草、千日草、スターチス、ユーカリは失敗知らずですね! この吊り下がっている光景もかわいいですよね」
「また、最近は『ハーバリウム』も人気。瓶にドライフラワーと専用のオイルを詰めた植物標本です。枯れないしコンパクトだし、長く楽しめますよ。ワークショップも多いので、自分で作ってみても良いかも」

──いろいろな方法があるのですね。他にアイディアがあれば教えてください。
「手先が不器用な私でもできたのが、100円のペンキを空き瓶の中に流し込むだけでできる簡単リメイク。これはお部屋の雰囲気に合わせた色のペンキを注ぐだけなので、とっても簡単におしゃれな花瓶ができますよ。手先が器用なら『マクラメ』を編んで緑を吊るしてみて。インテリアのアクセントになりますよ」

──日当たりの良くない部屋に住んでいる女子にオススメの植物はありますか?
「エケベリアなどの多肉植物は日陰に強いですよ。あと、育てる自信がない人はフェイクグリーンという手もあります。フェイクといっても最近のものはとってもリアルなんです。写真の多肉植物なんて、本物にしか見えませんよね。手入れがいらないのにちゃんとインテリアになるなんて最高!」

──なるほど! あと近ごろはエアプランツも人気ですよね。上手に育てるコツはありますか?
「エアプランツは『水も土もいらない』という謳い文句で売られることが多いですが、実は水は必要なんです。でも水のあげ方がわからなくて枯らしてしまうんですよね。私も枯らした経験があるので、簡単なようで意外と難しい植物だと思います。

エアプランツは霧の多い地方の植物なので、霧吹きでできるだけ細かいミストをシュッとかけてあげるのが正解! 小さな水滴を上手にキャッチする形状になっているんだそうです。ただし、暑い時期の蒸れは大敵なので注意。放ったらかしすぎ、水のやりすぎに注意すればしっかり成長してくれますよ」

■気軽に楽しむ緑のある暮らし

──「緑のある暮らし」をすることで、部屋の雰囲気や気分はどのような影響を受けますか?
「部屋に緑があるだけで空気が澄む感じがしますし、花はその名の通り華やかな気分になります。気持ちの問題なのでしょうけど、その気持ち1つでやる気も変わってくるので大事なこと。大きく深呼吸できる場所があるだけで癒されます。家に帰ってきて、新芽が出ているのを発見するとうれしいですよ」

──これから「緑のある暮らし」を始めてみたい人に一言お願いします。
「緑も花も、疲れている人にこそオススメ。お花屋さんにまず足を運ぶだけで気分がガラッと変わりますよ。植物は枯れたら枯れたで、また挑戦すれば良いだけの話。飽きやすい人、アクティブな人は切り花がオススメです。頻繁にお花屋さんに行くことができるなら、その日の気分次第で好きな花を選べますし、ファッションのように組み合わせを考える楽しみもあります。あまり深く考えずに、カジュアルに緑を取り入れてみてほしいなと思います」

部屋にあるだけで癒してくれる植物や花。難しそうだと思って敬遠してきた女子も、mujjikkoさんのアドバイスを参考に、気軽な気持ちで「緑のある暮らし」を楽しんでみてはいかがでしょうか。

画像提供/mujjikko

(伊東ししゃも+ノオト)
伊東 ししゃも
伊東 ししゃも
フリーライター。元システムエンジニアで、趣味はインターネットとパン作り。食べることも大好きで、流行ってるグルメは見逃せない! 現在2児の母。すっかり失われかけた女子力を、また取り戻そうと奮闘中。
フリーライター。元システムエンジニアで、趣味はインターネットとパン作り。食べることも大好きで、流行ってるグルメは見逃せない! 現在2児の母。すっかり失われかけた女子力を、また取り戻そうと奮闘中。
女性向けに情報を発信するWebメディア「アリシー」は、2019年6月13日をもってサービスを終了しました。グルメやファッション、マンガ・エッセイなどアリシーの一部コンテンツは、姉妹サイト「ママテナ」に移管しております。引き続きお楽しみください。
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