短期間で仕事を辞めて不安いっぱい。この先どうしたら?(28歳)
この記事は「アリシー」から提供を受けて掲載しています

短期間で仕事を辞めて不安いっぱい。この先どうしたら?(28歳)

第11回 人生迷子の30歳カウンセリング
【人生迷子の30歳カウンセリングvol.10】
30歳を目前に、女性はこれからの人生について色々と悩むもの。キャリアコンサルタントでもある筆者・加藤晶子が、仕事もプライベートも一緒に考えます! 今回のご相談者は、転職した会社を1年で退職し、「やりたいことが見つからない」というお悩みがあります。プライベートを含めて将来の展望が描けてなく、モヤモヤな状態です。

■今回のご相談者はこの方

油矢さん(28歳)
専門学校を卒業後、看護師として2つの病院に7年間勤務。その後、ウェディングプランナーとして転職するも、会社の縮小に伴い1年で退職。現在は転職活動中。自分が本当にやりたいことをどう見つけるのか悩んでいる。

■やりたいことが見つからない

油矢さん:今、転職活動中ですが、これといってやりたいことが決まっているわけではありません。このタイミングで転職先を間違えると今後のキャリアに影響が大きい気がして、慎重になってしまいます。

筆者:今年で29歳になる年なので、今の市場感であれば、あと2~3年は猶予があると思います。31~32歳くらいまでがキャリアチェンジしやすい年齢と言えますね。やりたいことがまだピンときていないようですが、今までのご経験で自分に合っていると思うものはなかったでしょうか。

油矢さん:そこですよね……。ウェディングプランナーとして、営業とバックオフィスを両方やってみて、バックオフィスの方が向いている気はしたのですが、これからずっとバックオフィス業務で生きていくのかと思うとそれも違う気がして……悩んでいます。

筆者:この後のキャリアでちゃんと生きていく土台を作るということで、見極めが大切ですね。やりたいことが見つからない場合、仕事で大切にしていることが他にあることが多いです。どんな仕事をしているときが一番ワクワクしますか?

油矢さん:やはり、誰かをサポートするような仕事ですね。尊敬できる人と一緒に、その人の目標をサポートしていくような仕事ができたら嬉しいです。
筆者:油矢さんにとっては、仕事の中味というより、一緒に働く人が大事なんですね。「どんな人と一緒に働きたいか」ということをもっと具体的にしていくと、次のステップが見えてきそうですね。

油矢さん:私もそう思って、尊敬できる社長がいるウェディングプランナーの仕事を選んだのですが、ベンチャーということもあって仕事が忙しすぎて体調を崩してしまいました。

筆者:何か1つが満たされても、他のバランスが崩れてしまうと続けることが難しいですよね。人生をトータルで見た時に、自分の健康やプライベート含めて、優先順位を考えられると良いですね!

油矢さん:健康の大切さは最近痛感しています。自分が人生で何を大事にしているか、改めて考えてみます!

■プライベートでも将来像が描けない

筆者:人生の優先順位という話をしましたが、プライベートはどうでしょうか。

油矢さん:実は今同棲している彼がいるのですが、同棲期間が長くなり、結婚しているのと変わらない状態です。ただ、彼はまだ結婚する気はないようで、私自身も「必ず結婚する」という意志はまだなく、なんとなく時間が経っています。

筆者:結婚や出産などは考えているのでしょうか?

油矢さん:私は、昔は結婚願望がすごく強くて、子どもも30歳手前までに産みたいと思っていたんですね。でも、今の彼だとイメージがつかない。だから、ある程度自立して、将来を見据えてしっかりしておかないと、自分の人生が崩れてしまうかもしれないと思って、先に仕事を考えようと思ったんです。
筆者:油矢さんとしては、彼が良いと思って一緒にいると思うのですが、このままの状態がずっと続いても大丈夫ですか? どこかで子どもが欲しいタイミングって出てくると思うんです。今は若いから余裕はありますが、10年経つと子どもができなくなるタイミングも来ますよね。油矢さん自身がどうしたいかをハッキリさせておく必要があると思います。子どもが本当に欲しいのか、子どもを産んでも働くのかなど。どうなったら一番幸せかを考えておいたほうが良いですね。

油矢さん:私も看護師だったので、出産は遅くなればなるほどリスクが高くなるのも自覚しています。遅くても35歳までにはとは思っています。

筆者:今は、油矢さんが彼に遠慮しているような気がします。彼がどう思うかよりも、自分の声を聴き、自分自身と向き合うことが大事です。自分の人生に責任を持てるのは自分しかいません。まずは自分の幸せを考えてみてくださいね。

油矢さん:自分の幸せ……そうですね。あまり真剣に考えたことはありませんでした。人の求めていることに合わせるのは得意なんですが、「自分がどうしたい?」と聞かれると答えに詰まってしまいます。ちょうど考える良い機会ですね! ありがとうございました!
油矢さんは、今まで人の望むことに自分を合わせていましたが、そのことで自分自身が本当に何を望んでいるのかが分からなくなっていました。「やりたいことが見つからない」「自分が何を望んでいるのか分からない」という方は、自分はどんな事をしているときが楽しいのか、なぜ楽しいのかなど、掘り下げて考えてみましょう。きっと何かきっかけが見つかりますよ。

(加藤晶子+アリシー編集部)
「仕事でもプライベートでも求められ過ぎて、全部こなすなんて無理!どうすれば?」などの女子のモヤモヤを座談会でぶっちゃけトーク! モヤモヤも少しは解消されるかも!?
加藤晶子
加藤晶子
渋谷区在住のワーママライター。夫はミャンマーにいるため4歳の娘のワンオペ育児中。「自分らしい働き方・生き方」に興味をもち、自身も銀行員⇒会社員⇒契約社員⇒NPO団体職員⇒フリーランスと働き方を模索してきた。キャリアコンサルタントとして、悩める女性の相談に日々のっている。
渋谷区在住のワーママライター。夫はミャンマーにいるため4歳の娘のワンオペ育児中。「自分らしい働き方・生き方」に興味をもち、自身も銀行員⇒会社員⇒契約社員⇒NPO団体職員⇒フリーランスと働き方を模索してきた。キャリアコンサルタントとして、悩める女性の相談に日々のっている。
女性向けに情報を発信するWebメディア「アリシー」は、2019年6月13日をもってサービスを終了しました。グルメやファッション、マンガ・エッセイなどアリシーの一部コンテンツは、姉妹サイト「ママテナ」に移管しております。引き続きお楽しみください。
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