結婚式に呼ばれたら… 20代女子向け「ふくさ」の選び方
この記事は「アリシー」から提供を受けて掲載しています

結婚式に呼ばれたら… 20代女子向け「ふくさ」の選び方

知っておきたい大人のマナー
冠婚葬祭で必要になる「ふくさ」。結婚式に招かれるようになると、ご祝儀を包むために必須なアイテムです。この存在を知らずに、ご祝儀をそのまま持ち込んでしまう人もいるようですが、それはマナー違反。大人女子が知っておきたい、ふくさにまつわるマナーや知識について、ふくさ専門店「和奏」のブランドマネージャー・清原みどりさんにお話を伺いました。

■ふくさは想いを伝えるアイテム

──結婚式の持ち物として大切なふくさ。そもそも「ふくさ」とはどのような意味なのでしょうか?

「ふくさの語源は『ふくさめる』という言葉です。『ふくさ』という言葉は商品名ではなく、本来形容詞だったんです。硬いものに対して『柔らかい、ふっくらした』などという意味があります。例えば、びしっとアイロンをかけたシャツは『収納する』と言うのに対し、洗ったままの浴衣を袖たたみして納めることは『ふくさめる』と言いますね」

──なぜふくさを使うのでしょうか?

「相手のことを一番想う瞬間は、その相手の人生の節目の時です。その時に受け渡す金品に想いを伝えるひとつの役割としてふくさが使われてきたのです。ふくさは、どちらかと言えば、日常生活では馴染みが少なくて、マイナーなアイテムです。しかしその原点を突き詰めれば、今の私たちが求める心地良さや何かを願う気持ちなどに通じているのではないかと思います」

■もう迷わない! 結婚式のためのふくさの使い方

ふくさには、ご祝儀を送る時に使用する切手盆が付いた『台付き』や、裏地を表地に控えて縫製する『袷(あわせ)ふくさ』など、いろいろな種類があります。ここでは代表的な台付きタイプを使った、結婚式など慶事用の包み方をご紹介します。

1) ふくさの「爪」と呼ばれる細長い留め具を右にし、中央にご祝儀を置きます
2) 左を畳みます
3) 上を畳みます
4) 下を畳みます
5) 右を畳んで完成です
──包み方に自信のない人はどうすれば良いでしょうか?

「今はポケットになっている金封ふくさ(写真下)が主流です。出し入れもスムーズなので、使い方に不安のある方はそういったものから始めてみるのも良いかもしれません」
──結婚式でふくさを使う際、特に気を付けておくべきことを教えてください。

「色に気を付けてください。朱色、ピンク、オレンジなどの暖色系、また金色、黄色などおめでたいものを連想させる柄が入っているものは慶事のみに使います」

■選ぶ時は祝う気持ちを大切に

──20代女性にはどのようなふくさがオススメでしょうか?

「まずは自分が手に取って素敵だと思う色柄から選ぶと良いと思います。弊社でも、日常で使う大切なものを選ぶ感覚でお求めいただくことがほとんどです。手に取った時に大事な人のお祝い事の場面が浮かんだら、その色柄がその人にとっての大切なふくさになると思います」

結婚式の機会が増えてきたら、冠婚葬祭マナーを学ぶチャンスです。お祝いの気持ちを包み込む、お気に入りのマイふくさを選んでみてはいかがでしょうか。

(五十嵐綾子+ノオト)
アリシー 編集部
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アリシー編集部は、30代を目前に漠然とした不安を抱くも、なかなか一歩前に踏み出せない女性(=いもむし女子)に向けて、いつもの日常がちょっと豊かになるようなコンテンツを提案しています。きっと自分らしい生き方を見つけるきっかけになるかも。
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女性向けに情報を発信するWebメディア「アリシー」は、2019年6月13日をもってサービスを終了しました。グルメやファッション、マンガ・エッセイなどアリシーの一部コンテンツは、姉妹サイト「ママテナ」に移管しております。引き続きお楽しみください。
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