今年こそ駆逐してやる! ひとり暮らし女子のゴキブリ対策
この記事は「アリシー」から提供を受けて掲載しています

今年こそ駆逐してやる! ひとり暮らし女子のゴキブリ対策

第11回 生活の裏技
引越し前の部屋で実践してみた
夏になると遭遇する機会が多くなるゴキブリ。“一匹見たら30匹”なんて話もあるし、今年こそは一度も顔を合わせずに夏を過ごしたい! そのためにはプロの力を借りるぞ、ということで家庭用殺虫剤を開発、販売を行うアース製薬株式会社のブランドマーケティング部ブランドマネーシャー・渡辺優一さんに話を伺いました。

■まずは敵を知ることが大切! ゴキブリってどんなヤツ?

──そもそも、私たちがよく見るゴキブリに種類はあるのでしょうか?

「よく見かけるゴキブリは2種類います。ひとつは、飲食店などにいる小型で茶色のチャバネゴキブリ。もうひとつは黒く、成虫になると3〜4センチにもなるクロゴキブリです。一般家庭にはこのクロゴキブリが出ますね」(渡辺さん)

──では、クロゴキブリはどんなゴキブリなのでしょうか?

「卵の状態で35〜45日、その後8〜12カ月かけて成虫になります。成虫になってからの寿命は6〜7カ月もあるんですよ。また、ゴキブリの卵は“卵鞘(らんしょう)”と呼ばれる固い鞘の中に入っており、1つに22〜28個もの卵が入っています。さらに、1匹のゴキブリが一生の間で産む卵鞘の数は15〜20とも言われているんです」


──ゴキブリはどんな場所、部屋が好きなのでしょうか?

「簡単に言うとゴミ屋敷ですね。夜行性で、暖かく狭いところを好むため、たくさんの物陰に隠れられる部屋には住みつきやすい傾向があります。また、餌となるものが多い場所も大好き。食べかすや本、人の抜け毛なども食べる雑食なんですよ。ゴキブリの住処を減らしたいなら、整理整頓した清潔な部屋にする必要があります。

ちなみに、家の中でよくいるのはキッチンや洗面所。暖かい家電、隠れられる場所、さらに餌もありますからね」

──夏によく見るのはなぜですか?

「ゴキブリは1年中いますが、活動を始めるのが4〜5月で、最盛期が7〜8月なんです。なので、駆除をするなら動き始めの4〜5月がおすすめです」

■2つのアイテムで一網打尽にするぞ。レッツ、ゴキブリ対策

渡辺さんの説明によれば、今は最盛期直前。すぐにでも対策をしないとヤツに遭遇しちゃうかも!? 今すぐできる対策を教えてください!

「駆除に最適な4〜5月を過ぎてしまっても、対策は同じ方法でOKですよ。まず必要なのは、煙や霧で部屋中に殺虫成分を行きわたせるくん煙剤、くん蒸剤。そしてもうひとつ、毒餌剤か捕獲器を用意しましょう」

アドバイス通り、くん蒸剤と毒餌剤を用意した筆者。入居前の部屋でも対策は同じとのことなので、今回は引越し前のまっさらなお部屋でゴキ対策を敢行することに。

■まずは、くん煙剤orくん蒸剤を使う

家具などがある場合はカバーで覆い、部屋を閉め切ります。ゴキブリの隠れ家となりやすい戸棚や引き出しなどを開けるのがポイント。
いざ、発射! そして、即退出。

今回使用したくん蒸剤はすぐに霧が出るタイプですが、セットしてから1分後に煙が出るくん煙剤もあるので、逃げ足に自信がない人はそちらでもOK。それぞれ特徴が異なるので、部屋のタイプに合うものをチョイスすると良さそう。

部屋を閉め切って、所定の時間が過ぎたら、しっかりと換気をしましょう。そして、掃除機をかければ第一段階は完了。ちなみにゴキブリの卵鞘は薬剤を通しにくいほど固いため、卵からゴキブリが孵る2〜3週間後にもう一度、くん煙剤、もしくはくん蒸剤を使用すると良いのだとか。

■煙&霧から逃れたしぶといヤツを毒餌剤で……

くん煙剤やくん蒸剤は、使った部屋にいるゴキブリしか駆除できないため、ちょうどお出かけしていたゴキブリには効かないんです! そのため、駆除しきれなかったゴキブリを退治するため、そこで毒餌剤や捕獲器を使うわけですね。
捕獲器で捉えたゴキブリを見たくない筆者は、毒餌剤をチョイスしました。冷蔵庫や洗濯機の下、戸棚などゴキブリの好む場所に設置して完了。

ちなみに毒餌剤を食べたゴキブリが巣に帰って死に、さらにその死骸を食べたゴキブリも駆除できちゃうタイプが便利です。

■侵入者には「経路を塞ぎ、居つかせない」作戦

これで対策はバッチリ。でももし、外部からゴキブリの侵入があったらどうしたらいいの? 助けて、渡辺さん!

「まず、ゴキブリが入って来ないように配水管や通気口などの隙間を開けっ放しにしないことが重要です。しかし、ゴキブリはとても薄く、狭い隙間でも通ってきてしまうので、完全に侵入経路を塞ぐのは難しいでしょう。そこで、ポイントになるのが新たに入ってきたゴキブリを居つかせないようにすること。そこでも活躍するのが毒餌剤と捕獲器です」

ゴキブリが侵入してきても、繁殖を防ぐことが重要なんですね。もし、侵入してきたゴキブリと遭遇してしまったら退治をしないといけないけど、すばしっこいゴキブリをやっつけるのは結構難しいもの。鈍臭い私にアドバイスをください!

「潰すのは難しいので、殺虫剤を使うと良いでしょう。壁にいるゴキブリは危険を察知すると飛ぶので、床にいる時を狙うほうが退治しやすいです。また、殺虫剤はゴキブリのお尻に向かって噴射すると前方向に逃げてしまうので、頭を狙って噴射すると良いですよ」
見た目の気持ち悪さだけでなく、病原菌を運び健康被害も引き起こすゴキブリ。今すぐ駆除を始めて、真夏の出会いを減らしましょう。

(河島まりあ+どてらい堂)

取材協力/アース製薬株式会社
河島まりあ
河島まりあ
雑誌やフリーペーパー、ムック、 書籍、ウェブなどで編集や執筆を行う、フリーランスの編集者・ライター。ビール、そば、硬いパン、オリーブ、アイスが好き。料理が嫌い。趣味なし、特技なしなのが悩み。
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女性向けに情報を発信するWebメディア「アリシー」は、2019年6月13日をもってサービスを終了しました。グルメやファッション、マンガ・エッセイなどアリシーの一部コンテンツは、姉妹サイト「ママテナ」に移管しております。引き続きお楽しみください。
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