怖くない、汚くない! 実は女子も楽しい競馬を全力で遊んできた
この記事は「アリシー」から提供を受けて掲載しています

怖くない、汚くない! 実は女子も楽しい競馬を全力で遊んできた

第4回 私のしらない趣味の世界
競馬ライターさんに魅力を直撃!
プロレスファンの“プ女子”や相撲好きの“スー女”に続いて、“UMAJO”と呼ばれる競馬ファンの女子が最近増えているそう。しかし、競馬というと中年男性が熱狂しているちょっぴり怖いイメージで、女子が興味を持っても行くのに躊躇してしまいがち。そこで、競馬経験ゼロの筆者が実際に競馬場に突撃! その実態を探りに行ってきました!

■どんなところにハマる? 面白さを聞いてみた

まずは、女子でも楽しめる競馬の魅力について、競馬ライターの井上オークスさんにお話を伺いました。

──競馬のどんなところが面白いのか、魅力を教えて下さい!

「レースを走るのは『サラブレッド』という、速く走ることに特化して改良を重ねられた種類の馬。筋肉をしなやかに伸縮させ、コースを駆け抜ける姿は、実に美しい! 騎手と馬が一体となった「人馬一体」の瞬間を目の当たりにすると、うっとりしてしまいます。賭け事としての部分がクローズアップされがちですが、馬と人が織りなすスポーツでもあるんです」(井上オークスさん)

──初めて女子が競馬に行くときの、おすすめの楽しみ方はありますか?

「まずはレース前に馬が見られるパドックに行って、間近で馬をご覧になってください。厩務員さんにひかれてゆっくり歩いているので、馬の美しさやかわいさを、じっくりと味わえます」
「また、見るだけでも楽しいのですが、やはり馬券を買って参加することで面白さが倍増するのだと思います。馬券は100円から購入可能です。自分が『コレだ』と思った馬にお金を託し、馬券を握りしめながら『差せ~!』とか『そのまま~!』とか叫ぶのが、ストレス発散にもなって気持ち良いですよ!」
──女子の競馬ファンは本当に増えていますか?

「私が競馬を始めた20年前、確かに若い女子は少なかったですが、今は20代、30代の女子客が増えたので、ひとりで競馬場にいても浮いたりしないと思います」


──最後に初競馬参戦の女子におすすめのレースを教えて下さい!

「東京競馬場の『日本ダービー』や中山競馬場の『有馬記念』、大井競馬場の『帝王賞』などの大レースには強い馬たちが出走し、観客も多くて非常に盛り上がります。ただ、混雑するので、競馬初心者の方は疲れてしまうかも。ゆったり競馬を楽しみたいなら、GⅠあるいはJpnIレースが開催される日以外がおすすめです」

■初めての競馬へ、出走!

今回訪れたのはJR川崎駅から徒歩15分の川崎競馬場。駅前からは無料の送迎バスも出ていて便利です。とっても清潔感があってキレイ! コースの内側には自由に使える芝生スペースがあったり、女子専用のスタンド席があったりと嬉しいサービスも充実しているんですよ。
入り口でウロウロしていたところ、おじさんからなぜか競馬新聞をもらう……。井上さんからは「馬券オヤジは意外と優しい」ときいていましたが、開始早々、その優しさに触れました!
いざ中に入っていくと、お出迎えしてくれたのは華やかな衣装をまとったコスプレ誘導馬。川崎競馬場の名物なんですって。

■いざ、レース開始! その結果は?

場内のいたるところに置いてあるマークシートに必要事項を記入。これと掛け金を券売機に入れると馬券が出てきます。小心者の筆者は、ひとまず少額で3枚ほど購入。
念を込めて馬券を握りしめます。
いよいよレース開始! ドドドドッと腹の底に響くような足音とともに近づいてくる馬の集団は、あっという間に目の前を駆け抜けてきます。

最終コーナーを曲がったころ、にわかに騒めき立つ観客たち。周囲の「いけー!」という声につられ、「そのままー!」と叫んでしまう私……。

そうこうしている内にレース終了。私の馬券は当たっているでしょうか?
ドキドキ……。
チャラーン! 3枚買ったうちのひとつが見事的中。100円が320円になりました。決して大きな額じゃないけれど、やっぱり予想が当たると嬉しいですね。

■腹ごしらえも充実

競馬場には、その場所ごとに評判のグルメがあるそう。井上さんの川崎競馬場でのおすすめはこちら!
パドック横にあるコロッケ売店の手作りコロッケ(200円)です。ペースト&ゴロゴロの2種のジャガイモがホクホクで美味! コショウがしっかりと効いているから、ビールのおともにも最高です。
また、こちらもパドックの近くにある「焼きそば売店」の激辛焼きそば400円も評判の品で、食べている人がたくさん。

見ていたら食べたくなったので早速購入。ぱっと見ただけでは普通の焼きそばですが、確かに激辛! ピリピリとした辛さがありますが後引く美味しさです。
井上さん曰く「ハズしたら、こいつを飲む」のだそう。場内いたるところにあり、重宝します。
馬券を当てることの面白さはもちろん、馬の美しさやジョッキーのカッコ良さ、馬券オヤジの人情に、美味しいグルメまで楽しめるので、一度訪れたらハマること必至です。


意外にも「ビギナーウエルカム!」な雰囲気がある競馬。思い切ってその世界に飛び込んでみては?

(河島まりあ+どてらい堂)

(取材協力/川崎競馬場)
河島まりあ
河島まりあ
雑誌やフリーペーパー、ムック、 書籍、ウェブなどで編集や執筆を行う、フリーランスの編集者・ライター。ビール、そば、硬いパン、オリーブ、アイスが好き。料理が嫌い。趣味なし、特技なしなのが悩み。
雑誌やフリーペーパー、ムック、 書籍、ウェブなどで編集や執筆を行う、フリーランスの編集者・ライター。ビール、そば、硬いパン、オリーブ、アイスが好き。料理が嫌い。趣味なし、特技なしなのが悩み。
女性向けに情報を発信するWebメディア「アリシー」は、2019年6月13日をもってサービスを終了しました。グルメやファッション、マンガ・エッセイなどアリシーの一部コンテンツは、姉妹サイト「ママテナ」に移管しております。引き続きお楽しみください。
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