ヒールの擦れ方には理由が! 正しい歩き方で体型くずれも直せちゃう!
この記事は「アリシー」から提供を受けて掲載しています

ヒールの擦れ方には理由が! 正しい歩き方で体型くずれも直せちゃう!

第5回 女性の悩み
実は美脚効果も……?
女性の足元の必需品「ヒール」。そのヒールの底がすぐに擦り減ってしまうという方もいるかと思いますが、それは「ヒールがそもそも足に合っていない」ことが原因かもしれません!

本日は、ウォーキング講師の野村佳南さんに、ヒールと歩き方の関係性について、お話を伺ってみました!

■「歩き方」」が悪いと、脚が太くなる原因に!

――私(筆者)の場合、ヒールのかかとがすぐに擦り減ってしまうのが悩みなんですが、靴底の減り方は歩き方に関係しているんでしょうか?

「あります。歩き方のクセで、靴底の減り方も変わるんです。例えば、外側が減ってしまう人は外また歩きの人、内側が減ってしまう人は内また歩きの人、かかとが減ってしまう人は重心が後ろに偏っている歩き方の人、のようなパターンですね」(野村さん)

――その歩き方のクセは、何が原因で起こってしまうんでしょうか?

「正確に言うと、歩き方ではなく、『足の使い方』のクセなんです。さらに、正しい足の使い方ができなくなる要因として多いのは、ヒールが足に合っていないというパターン。

足に合っていないヒールで歩くと、ヒール内で足がずれを起こします。それをかばいながら歩こうとするので、正しい足の使い方ができなくなり、歩き方にクセがつきます。その結果、本来使うべき足の部位を使っていなかったりするので、足やふくらはぎに肉がついて、太くなってしまう原因にもなるんです」

■まずは「ヒール選び」から!

――正しいヒール選びのポイントはありますか?

「ポイントは7つ。靴屋でも簡単にチェックできることなので、ぜひ試してみて下さい!」
実は多いのが、縦幅が1cm以上大きい靴を選んでいるというパターン。筆者も実際に測っていただくことに。


普段、23cmの靴を履いている筆者ですが、その測定結果は……

右 : 22.0㎝
左 : 21.7㎝

なんと……! 本当に1cm以上大きい靴を履いていました!

そして、意外に普段気にしていないのが横幅。ゆるいほうが楽だし、足のためでは? と思う方も多いはず。実はこれが大きな間違いだと野村さんは言います。
「横幅は合ってないと、ヒール内で足がずれを起こす大きな要因になります。足を通してスキマのないヒールを選ぶようにしてください」
写真の部分は、ヒールカウンターと呼ばれます。踵をあんていさせ体幹をしっかりと支える部分で、ヒールではここが土台となる部分。より十分な硬さがあるヒールのほうがオススメだそうです。
指の部分が、しっかりカバーされているかがポイント。特に親指と小指の関節がボコッとでないよう指の部分がすべて隠れているのが理想的。きれいな歩き方は指を使うことが大切なので、指が見えるようなヒールでは体を支えられません。
足の指の形に合ってないヒール。例えばつま先が参画のヒールは指を十分に使えていない歩き方になります。ただでさえつま先に体重がかかりやすいヒールでは、外反母趾などの指の変形を招く恐れがあります。
ぐらつきのチェック方法もカンタン! 写真のように、ヒールのかかと部分を軽く持ち上げて下に落とします。この時、ぐらつかないヒールが理想的! すでに使用中のヒールの替え時をチェックするときにも使えますね。
平らになっていないヒール(筆者のヒール)
このチェック方法もカンタンです。写真のように、かかとのヒール部分を合わせて、前方部分がピッタリつくかがポイント!
買う前に、同じサイズ・同じカラーのヒールを2足試してみるというのも有効。実は同じ靴でも、製造されている時の些細な変化で、履き心地が違うのです。靴屋でヒールを買う際には、ぜひ店員さんにお願いして、上記でご紹介した5つのポイントを同じ商品「2足」で試してみてください! より自分に合ったヒールが見つけられるはずです。

■正しい歩き方とは?

さて、ここまでヒール選びポイントをご紹介しましたが、重要なのはここから! 自分に合ったヒールを見つけることができたら、正しい歩き方を見ていきましょう! 野村さんによると、「実は正しい歩き方ができていれば、多少サイズが合っていなくても、ヒールが勝手に足についてきれくれるんですよ。」とのこと。

正しい歩き方のポイントは以下の通り!
◆かかとから、つま先の順に着地する。
◆腰から上の上半身をブラさないように、身体の軸を意識する。
  常に後頭部を上から紐で引っ張られているようなイメージ。
◆足を前に出す際に、体重移動もしっかりと後ろから前に。
◆胸を張って、目線は常に正面より少し上に。

私の「足の使い方」も見ていただきました! その中でとくに指摘されたのは、体重移動ができていないという点。常に足が先に前に出てしまい、遅れて身体がついて行っているような歩き方になってしまいっていたようで……。かかとが擦り減りやすいことと、歩く時の音がうるさい! と家族から指摘されていた筆者の悩みは、どうやらこれが原因だったようです。

ということで、野村さんのご指導のもと、正しい歩き方のポイントを意識して歩き方の練習。
10分ほど練習しただけでしたが、変化がでました。

筆者のヒール、横幅が合っておらず、歩くたびにパカパカしてしまっていたのですが、指導のあとはパカパカがなく歩けるように! 「正しい歩き方をすれば、ヒールが勝手に足についてくる」とはこのことなのか、と驚き!
美脚に重要なのは、歩く時の「正しい足の使い方」ができているか? とは言え、これをいきなり意識するのはなかなか難しいですよね? まずは、足のクセを作ってしまっている原因がヒールにないか、ぜひチェックしてみてください! 美脚への1歩はそこからですよ~!

自宅から最寄り駅まで徒歩20分の筆者も、今日から美脚に向けて1歩歩き出そうと思います!

(大塚沙歩 + どてらい堂)
アリシー 編集部
アリシー 編集部
アリシー編集部は、30代を目前に漠然とした不安を抱くも、なかなか一歩前に踏み出せない女性(=いもむし女子)に向けて、いつもの日常がちょっと豊かになるようなコンテンツを提案しています。きっと自分らしい生き方を見つけるきっかけになるかも。
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女性向けに情報を発信するWebメディア「アリシー」は、2019年6月13日をもってサービスを終了しました。グルメやファッション、マンガ・エッセイなどアリシーの一部コンテンツは、姉妹サイト「ママテナ」に移管しております。引き続きお楽しみください。
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