いつまでも綺麗な髪でいたいけれど、ある日突然姿を現すのが白髪。「どうして白髪が生えるの?」「一度白髪になってしまったら、黒い毛には戻らない?」など疑問は尽きませんね。今回は、白髪のメカニズムとその予防策や対処方法を、毛髪診断士の斎藤あきさんに教えていただきました!
■白髪が生える原因って?
――白髪はどうして生えるのでしょうか?
そもそも髪の毛は透明な管状になっていて、メラノサイトという色素細胞が入ることで黒く色づきます。このメラノサイトの機能が低下することで髪の毛の色付けができなくなり、白髪になるのです。
白髪の原因は、①加齢によるもの、②生活習慣の乱れ、③頭皮へのダメージの3つに分けることができます。
10代~20代のいわゆる「若白髪」は遺伝が関係している場合もありますが、30代以降に増える白髪は、①の加齢が大きく関係していると考えられます。
加齢による白髪は、色素細胞の機能が低下することで起こり、同時に色素細胞の生成に欠かせない「酵素チロシナーゼ」という成分も減少し、髪を黒くすることができずに白髪が増えやすくなるというわけです。
――私は20代後半ですが、すでに白髪が生えています…これは遺伝か加齢ですか?
20代でも白髪になる方が増えています。これは②の生活習慣やホルモンバランスの乱れに大きく起因しており、ストレスや睡眠不足などが関係しています。
さらに、血流が悪いことも白髪の原因です。髪の毛の色素細胞を作るのも血液なので、血流は黒い髪を作るのに重要な役割を担います。ストレスを受けると自律神経が乱れ、血管が収縮されるため血流が悪くなります。また、パソコンやスマホの長時間の使用は無意識に呼吸が浅くなりがちでそれによって血の巡りも悪くなるので、白髪の原因にも遠からず関係してきます。
その他、白髪には食事も大きく関係しています。普段口にしているものが血液となり、髪の栄養源となるので、偏った食事、砂糖や油の多い食事は血液の質が悪くなり、髪に栄養が届かず白髪ができやすくなります。
――③の頭皮へのダメージは、具体的にどのようなものですか?
紫外線やカラーリング剤などの蓄積によるものが多いです。頭皮がダメージを受けてしまうことにより、白髪の要因となります。
そもそも髪の毛は透明な管状になっていて、メラノサイトという色素細胞が入ることで黒く色づきます。このメラノサイトの機能が低下することで髪の毛の色付けができなくなり、白髪になるのです。
白髪の原因は、①加齢によるもの、②生活習慣の乱れ、③頭皮へのダメージの3つに分けることができます。
10代~20代のいわゆる「若白髪」は遺伝が関係している場合もありますが、30代以降に増える白髪は、①の加齢が大きく関係していると考えられます。
加齢による白髪は、色素細胞の機能が低下することで起こり、同時に色素細胞の生成に欠かせない「酵素チロシナーゼ」という成分も減少し、髪を黒くすることができずに白髪が増えやすくなるというわけです。
――私は20代後半ですが、すでに白髪が生えています…これは遺伝か加齢ですか?
20代でも白髪になる方が増えています。これは②の生活習慣やホルモンバランスの乱れに大きく起因しており、ストレスや睡眠不足などが関係しています。
さらに、血流が悪いことも白髪の原因です。髪の毛の色素細胞を作るのも血液なので、血流は黒い髪を作るのに重要な役割を担います。ストレスを受けると自律神経が乱れ、血管が収縮されるため血流が悪くなります。また、パソコンやスマホの長時間の使用は無意識に呼吸が浅くなりがちでそれによって血の巡りも悪くなるので、白髪の原因にも遠からず関係してきます。
その他、白髪には食事も大きく関係しています。普段口にしているものが血液となり、髪の栄養源となるので、偏った食事、砂糖や油の多い食事は血液の質が悪くなり、髪に栄養が届かず白髪ができやすくなります。
――③の頭皮へのダメージは、具体的にどのようなものですか?
紫外線やカラーリング剤などの蓄積によるものが多いです。頭皮がダメージを受けてしまうことにより、白髪の要因となります。
■白髪を防ぐには?
――白髪予防に効果的な対策を教えていただけますか?
まず、血行を良くするために運動をしたり、湯船に浸かって体を温めたりすることが効果的です。血の巡りと体の調子を整えることと同時進行で、髪の毛のお手入れに入りましょう。
髪の毛のお手入れは、“丁寧”に行うことを心がけてください。例えば、シャンプーの仕方も頭皮に指の腹を密着させてガシガシ洗うのではなく、ゆっくり優しく洗うと良いです。すすぎも同様に、しっかり時間をかけて行うことが大切。また、20~30代頃は毛穴に皮脂が詰まりやすいので、週に1回は頭皮クレンジングも行うとさらに良いでしょう。頭皮クレンジング用のオイルが薬局などで売られているので、ぜひ活用してみてください。
カラーリングは2か月に1回程度にし、紫外線が多い季節は日傘で頭皮を守るなど、頭皮へのダメージを減らす事も白髪を防ぐポイントとなります。
まず、血行を良くするために運動をしたり、湯船に浸かって体を温めたりすることが効果的です。血の巡りと体の調子を整えることと同時進行で、髪の毛のお手入れに入りましょう。
髪の毛のお手入れは、“丁寧”に行うことを心がけてください。例えば、シャンプーの仕方も頭皮に指の腹を密着させてガシガシ洗うのではなく、ゆっくり優しく洗うと良いです。すすぎも同様に、しっかり時間をかけて行うことが大切。また、20~30代頃は毛穴に皮脂が詰まりやすいので、週に1回は頭皮クレンジングも行うとさらに良いでしょう。頭皮クレンジング用のオイルが薬局などで売られているので、ぜひ活用してみてください。
カラーリングは2か月に1回程度にし、紫外線が多い季節は日傘で頭皮を守るなど、頭皮へのダメージを減らす事も白髪を防ぐポイントとなります。
■白髪はもう黒髪に戻らない?
――白髪になった毛根からは、もう黒い毛が生えないのですか?
毛根に色素細胞が残っている場合は、再び黒髪になる場合があります。しかし色素細胞が完全に死滅すると元に戻らないので、できるだけ早めのケアが鍵となるでしょう。
――黒い毛はどうすれば再生するのですか?
バランスの取れた食事を心がけ、運動不足や睡眠不足などの生活習慣を見直し、栄養がきちんと頭皮に届くようになると、細胞が活性化され再び黒髪になります。
バランスの取れた食事とは、「色素細胞(メラノサイト)」や「酵素チロシナーゼ」をサポートする食事のことを言い、色素細胞の生成には、アミノ酸のチロシンが必要不可欠です。
チロシンは、青魚、大豆製品、乳製品、玄米に多く含まれます。また、酵素チロシナーゼの原料には銅が必要となりますが、これは牡蠣やエビなどの甲殻類、プルーンなどに多く含まれます。
栄養素は単独では働きませんので、ビタミンなどの栄養素もバランスよく摂取する事が大切です。
――白髪は抜いてしまうと逆効果なのでしょうか?
白髪を抜くのはNGです! 髪の毛は1つの毛穴から2~3本生えています。白髪を無理やり抜くと毛根が傷ついて、他の髪も傷みやすくなります。そのため白髪は抜かずに、根元からカットするようにしましょう。
――白髪染めは使わない方がいいですか?
白髪染めには、アレルギー症状を引き起こす酸化染料が含まれていて、頭皮トラブルの大きな原因となるのでなるべく使わない方がいいでしょう。
毛根に色素細胞が残っている場合は、再び黒髪になる場合があります。しかし色素細胞が完全に死滅すると元に戻らないので、できるだけ早めのケアが鍵となるでしょう。
――黒い毛はどうすれば再生するのですか?
バランスの取れた食事を心がけ、運動不足や睡眠不足などの生活習慣を見直し、栄養がきちんと頭皮に届くようになると、細胞が活性化され再び黒髪になります。
バランスの取れた食事とは、「色素細胞(メラノサイト)」や「酵素チロシナーゼ」をサポートする食事のことを言い、色素細胞の生成には、アミノ酸のチロシンが必要不可欠です。
チロシンは、青魚、大豆製品、乳製品、玄米に多く含まれます。また、酵素チロシナーゼの原料には銅が必要となりますが、これは牡蠣やエビなどの甲殻類、プルーンなどに多く含まれます。
栄養素は単独では働きませんので、ビタミンなどの栄養素もバランスよく摂取する事が大切です。
――白髪は抜いてしまうと逆効果なのでしょうか?
白髪を抜くのはNGです! 髪の毛は1つの毛穴から2~3本生えています。白髪を無理やり抜くと毛根が傷ついて、他の髪も傷みやすくなります。そのため白髪は抜かずに、根元からカットするようにしましょう。
――白髪染めは使わない方がいいですか?
白髪染めには、アレルギー症状を引き起こす酸化染料が含まれていて、頭皮トラブルの大きな原因となるのでなるべく使わない方がいいでしょう。
■日常的にできることは?
――頭皮マッサージなどを日常的に行うのは、白髪予防にも効果的でしょうか? また、効果的な方法があれば、教えてください。
頭皮マッサージをする事により、血行が促進され毛根に栄養が届きやすくなるので白髪予防にはとても効果的です。また、白髪が必ず黒髪に戻ると断言はできませんが、頭皮マッサージにより黒髪に戻りやすくなったり、白髪が生えにくくなったりはすると思います。
頭頂部は、筋肉がなく血流が滞りやすい部分ですので、頭頂部中心を指の腹で揉んだり動かしたりしてマッサージすると効果的ですよ。
頭皮マッサージをする事により、血行が促進され毛根に栄養が届きやすくなるので白髪予防にはとても効果的です。また、白髪が必ず黒髪に戻ると断言はできませんが、頭皮マッサージにより黒髪に戻りやすくなったり、白髪が生えにくくなったりはすると思います。
頭頂部は、筋肉がなく血流が滞りやすい部分ですので、頭頂部中心を指の腹で揉んだり動かしたりしてマッサージすると効果的ですよ。
いかがでしたか?
白髪は加齢以外にも、生活習慣や頭皮へのダメージが大きく関係していることがわかりましたね。美しい髪を保つためにも、今から白髪予防をコツコツやってみませんか? 他人ごとなんて思わず、できることからスタートしましょう!
(吉川ばんび+どてらい堂)
白髪は加齢以外にも、生活習慣や頭皮へのダメージが大きく関係していることがわかりましたね。美しい髪を保つためにも、今から白髪予防をコツコツやってみませんか? 他人ごとなんて思わず、できることからスタートしましょう!
(吉川ばんび+どてらい堂)
アリシー 編集部
アリシー編集部は、30代を目前に漠然とした不安を抱くも、なかなか一歩前に踏み出せない女性(=いもむし女子)に向けて、いつもの日常がちょっと豊かになるようなコンテンツを提案しています。きっと自分らしい生き方を見つけるきっかけになるかも。
アリシー編集部は、30代を目前に漠然とした不安を抱くも、なかなか一歩前に踏み出せない女性(=いもむし女子)に向けて、いつもの日常がちょっと豊かになるようなコンテンツを提案しています。きっと自分らしい生き方を見つけるきっかけになるかも。
女性向けに情報を発信するWebメディア「アリシー」は、2019年6月13日をもってサービスを終了しました。グルメやファッション、マンガ・エッセイなどアリシーの一部コンテンツは、姉妹サイト「ママテナ」に移管しております。引き続きお楽しみください。
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