寒い季節になると、お寿司屋さんやスーパーでも旬の食材として並ぶことが多い冬の味覚「ブリ」。脂がのったブリは食欲を満たしてくれますが、実は高い美容効果があることでも知られる食材です。

もともと魚に含まれる栄養素には、美容効果が高いと言われています。皮やスジに含まれるたんぱく質によって、引き締まった体を保つなど、さまざまな効果が期待できます。

特に魚に含まれるカルシウムは、中枢神経をやわらげてダイエット中のストレスを抑えてくれます。ブリはカルシウムの吸収を助けてくれるビタミンDも含まれているため、より効果的でしょう。

そんな魚のなかでも、青背のブリは特に栄養素が高い魚とされています。たんぱく質はもちろん、抗酸化作用を持つビタミンEや貧血解消に効果的な鉄分も多く含まれています。

なかでも特筆すべきは豊富なEPA。中性脂肪を下げて血栓の発生を抑制し、血液をサラサラにしてくれます。お肌に必要な栄養素が届きやすくなる分、美肌効果が得られるでしょう。

また、脂肪の代謝を促すビタミンB2によってもダイエット効果が期待できます。脂肪の代謝を促す中性脂肪やコレステロールを減らす働きもあることから、動脈硬化の予防にもつながります。

ブリの栄養は特に皮と身の間に集まっています。皮は捨ててしまいがちですが、是非捨てずに食べてください。

DHAやEPAは熱を加えると栄養が流れ出してしまうので、お刺身などで食べるのがおすすめです！もし加熱するのであれば、蒸し料理なら溶け出した脂をほかの野菜などに吸収させて食べることもできますので、余すところなく食べられる料理が良いですね。

なにより魚はとっても健康的です。美肌と引き締まったボディの両方を手助けしてくれるブリ。是非今夜のメニューに取り入れてみてはいかがですか？