軽量のモバイル バッテリーの選び方や使い方、おすすめ機種24選
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軽量のモバイル バッテリーの選び方や使い方、おすすめ機種24選

第42回 住まいをもっと豊かにする家具家電
スマートフォンやタブレットなどが日常的に使われるようになった今、外出先でも充電できる「モバイルバッテリー」の存在が大きなものとなっている。大型電気店だけでなくコンビニなどでも手軽に手に入るようになったが、種類が多く、どれを取ったらよいか迷う方も多いだろう。今回は、「軽量」のモバイルバッテリーに注目。選び方や使い方、おすすめ機種などを厳選してご紹介する。

モバイルバッテリーの「軽量」とは何gぐらいか

一口に「軽量」といっても、重さの感じ方は人それぞれ。それでは、「軽量」モバイルバッテリーの重さはどのくらいなのか、身近なもので例えてみよう。りんご1個は約200g、350mlの缶ジュースであれば350g、スマートフォンが約150〜200g前後だ。缶ジュースやペットボトルは、片手で持つときに少し重たいと感じる方も多いのではないだろうか。一方、片手で操作することが多いスマートフォンは重くても約200g前後。操作や携帯のしやすさを考慮すると、重くても200g程度のモバイルバッテリーを選んでおくことをおすすめする。

モバイルバッテリーが軽量でも容量が少ないのは避ける

これまでのモバイルバッテリーというと、小型で軽量=容量が少ない、大きくて重い=容量が大きいもの、というのが一般的だったが、現在は軽量でも大容量のモバイルバッテリーが多く登場している。容量が大きければ、スマートフォンを複数回にわたり充電ができるので、タブレットやiPad・ゲーム機などバッテリーの大きな機器のフル充電もこなしてくれる。充電速度も速いので、一台をみんなでシェアすることも可能だ。一方、容量が小さいと、機器によってはフル充電できない場合もあるので注意が必要だ。

モバイルバッテリー(軽量)のおすすめ機種24選

数あるモバイルバッテリーの中から、特に「軽量」に特化した製品をご紹介する。

PHILIPS「モバイルバッテリー 10,000mAh」

重さは218g、薄さは1.2cmと、カバンのポケットにもすっきり収まるコンパクトさ。出力2ポートで2台同時に充電可能で、急速充電にも対応している。容量も10,000mAhと十分なので、スマホであればおよそ4回のフル充電が可能だ。温度管理を行う独自技術「NTCサーミスト」も搭載。

Anker「PowerCore 10000」

重さは約180g(缶コーヒー程度)。クレジットカード程度の大きさで背広のポケットにもすっきり収まる。Anker独自技術PowerIQとVoltageBoostにより最大2.4Aで急速充電可能。iPhone8では約4回、iPad Airを約1回フル充電でき、たっぷりの容量を携えている。ポリカーボネート製の本体は、2重構造で耐衝撃・防火に優れ、耐振動・発熱温度のテストもクリアしている。

PHILIPS「DLP6100/10,000mAh」

重さは206g、薄さ約13.9mm。Lightningケーブルが内蔵されているため、ケーブルを持ち運ぶ手間がない。過充電/過放電/過電流/ショートなどを防ぐ保護機能も搭載。本体の表面はUV塗装が施され、傷や汚れがつきにくい。

KYOKA「モバイルバッテリー 11,200mAh」

重さは170g。iPhone7であれば、およそ3~4回、iPhone6 PlusやGalaxy S5で約2〜3回充電可能。高品質のA+リチウムポリマー電池を搭載し、最大2.1Aで急速充電できる。500回を超える使用が可能だ。マルチ保護機能がつき、過充電/過放電/過熱/ショートの場合、自動充電停止してくれる。アルミのボディも頼もしい。

Yoaidoo「萌猫/10,000mAh」

重さ約200g。カラフルな猫のデザインが印象的。iPhone7を約3~4回、iPad Airであれば1回のフル充電が可能だ。2つのUSBポートを持ち、出力は合計3.1A。急速充電、2台同時充電もできる。本体を振ると、LEDスクリーンで正確な電池の残量が表示される。500回を超える使用が可能。

TUNEMAX「キャッツアイ バッテリー/10,000mAh」

猫の目デザインが特徴的なモバイルバッテリー。約210gとやや重めだが、iPhone8であれば約3.5回のフル充電が可能だ。2つのUSBポートとUSB-Cを搭載。合計2.1Aの高出力で、急速充電や2台同時充電が可能。背面のタッチセンサーに触れるとまばたきし、バッテリーの残量に応じて目の大きさが変わるなど、かわいいデザインが魅力。

Yoi「Qi ワイヤレス充電器/10,000mAh」

重さは182g。最近関心が高い「ワイヤレス」のモバイルバッテリー。ケーブルなしで充電やバッテリーチャージができ、Qi対応機種の充電も可能。最適な電圧を自動でかけてくれるので安全性も高い。

cheero「Power Plus DANBOARD block/3,000mAh」

約70gと超軽量タイプ。手のひらサイズで、持ち運びもらくらく。可愛いデザインで女性にもおすすめ。

cheero「Power Plus 3 stick/3,350mAh」

約70gと群を抜く軽さのモバイルバッテリー。約1,500円前後の価格も魅力。iPhone6を1回フル充電可能。デバイスごとに最適な電流(最大1A)を流してくれるAUTO-IC機能搭載。

Anker「Astro E1/5,200mAh」

重量は204g。モバイルバッテリーの人気ブランド『Anker』が手がけたモバイルバッテリー。1,700円前後という価格にかかわらず、普段使いに十分な容量を備えている。

cheero「Slim/5,300mAh」

重さは160g。薄さは約10mmと超薄型のモバイルバッテリー。iPhone7であれば約2回のフル充電が可能だ。上品なデザインで女性にも嬉しい。

Poweradd「Slim2」

重さは125g。持ち運びに便利なスティック型のモバイルバッテリー。ボディは小型ながら、5000mAhものバッテリー容量を備えている。また、過充電/過放電などの保護機能を搭載。

Anker「PowerCore+ mini/3,350mAh」

スリムなスティック型モバイルバッテリー。重さは85gととても軽い。1,800円前後という価格帯でありながら、iPhone約1.5回分のフル充電が可能な容量を持ち合わせている。

Anker「PowerCore/5,000mAh」

重さは220g。【Anker PowerCore+mini】の、バッテリー容量を増やしたバージョン。

RAVPower「RP-PB060」

113gと言う軽量モデルでありながら、出力用USBポートは2.4A。本体充電用のUSBポートは2.0A入力に対応しているので、既存の製品に比べて2~3割程度の高速充電が可能だ。

エレコム「Pile one DE-M07-N6030」

重さは181g。厚み15mmと薄く、持ちやすいラウンド状のボディが特徴。一般的なスマートフォンを2回程度充電できる容量(6,000mAh)を持つ。最大出力2.4AのUSBポートと、最大出力3AのUSB Type-Cポートを搭載。充電速度も速い。

TEC「TMB-4K」

重さは約110g。ボディは9.7mmと薄めにつくられており、携帯にも嬉しいコンパクトさ。スマートフォンを1回フル充電できる4,000mAhの容量を搭載。出力も2.5A備えている。また、バッテリー本体とスマートフォンを同時に充電できる。

Anker「PowerCore Fusion 5000」

重さは189g。人気のAnker製品。タブレットを1回程度フル充電できる5,000mAhの容量を持つ。

Omkuy「モバイルバッテリー 大容量 10,000mAh」

コンセント一体タイプで重量も250gほどなので、かさばらずに使える。大容量ゆえにiPhone8でも4回以上の充電が可能なので、出張や旅行先などでも重宝する。また、3台同時に充電できる。

RAVPower「モバイルバッテリー 6,700mAh 急速充電」

重さ195gの、コンセント付きモバイルバッテリー。急速充電に対応。6,700mAhと大容量バッテリーで外出先でも安心。

TSUNEO「Qi ワイヤレス充電 10,000mAh」

重さは198g。サイズはスマートフォンと同じくらいと小型ながら、10,000mAhという大容量モバイルバッテリー。iPhone 8やiPhone Xなどの無接点規格に対応している。有線と組み合わせて使用することで3台同時の充電も可能だ。

I.Lux「モバイルバッテリー ワイヤレス充電器 Qi 急速」

10,000mAhの大容量モバイルバッテリーを230gのコンパクトボディに持ち合わせたタイプ。有線と無線を使用すれば、3台への同時充電も可能だ。本体にはバッテリー残量がわかる表示機能や、ワイヤレス充電中の本体の発熱を防止する機能が付いている。

HOKONUI「ワイヤレス充電器 10,000mAh」

重さ198gの、無接点モバイルバッテリー。スタンド機能を備えているので、立てかけた状態での充電が可能。スマホを操作しながらでも充電できるのが魅力だ。

Anker「PowerCore II 10000」

重さ195g。人気ブランドである「Anker」のモバイルバッテリー。Anker独自技術で、接続デバイスを自動判別、機器にあった適格な充電を行ってくれる。負荷を抑えて急速充電を行い、ショート/過充電防止機能など、さまざまな保護機能も搭載。

モバイルバッテリーのメリット&デメリット

コンセントなどの電気設備がない場所でもスマートフォンやタブレットを充電できるポータブル充電器「モバイルバッテリー」。これを持つことの大きなメリットは、屋外でも気兼ねなく電気製品を使用できることだろう。反面、スマートフォン本体とともにバッテリー本体を携帯する必要があり、持ち運びに少々かさばる点がデメリットといえる。

モバイルバッテリーが蓄電できる容量

ここでは、モバイルバッテリーの蓄えている電気容量についてみていこう。充電に使える電気量はモバイルバッテリーに表示されている容量のおよそ80%。これは熱として失われるエネルギーがあるからだ。10,000mAhの製品でも6,000~7,000mAh、5,000mAhだと3,000~3,500mAhになってしまうと考えておくといいだろう。また、覚えておきたいのがバッテリーの寿命だ。バッテリーは繰り返し使うことで少しずつ劣化するため、容量は少しずつ減少していく。

機種ごとにフル充電ができる回数

Appleの『iPhone8』(1,821mAh)の場合、2,500mAhで約1回、5,000mAhで約2回、10,000mAhだと約4回、20,000mAhであれば約8回となっている。Androidスマートフォンのフル充電に必要とされる容量は3,000mAh程度、Androidタブレットは5,000~8,000mAh程度と機種によって幅がある。大型で高性能であればあるほど、より大きなバッテリーをもつ傾向にある。

モバイルバッテリーの選び方

様々なコンセプトに沿ったモバイルバッテリーが販売されている中、自分に合った一台を見つけるのは難しい。ここでは、選ぶ際に参考になりそうなポイントを挙げる。

大きさ・重さで選ぶ

一般的にモバイルバッテリーは容量が大きくなるにつれて、本体も大きく、重たくなる傾向にある。外出時にポケットやカバンにいれてもかさばらない大きさや重さのものを選べば、日頃の通勤や出張時などでも邪魔にならず快適だろう。長期旅行や、キャンプなどのアウトドアで使用したい場合は、複数回充電できる大容量のものを選ぶことをおすすめする。このように日常で使うシーンを想定して選択するのも1つの方法だ。

デザインで選ぶ

日々携帯するものだから、デザインで選ぶのも良いだろう。現在、コスメグッズのような外観や、合皮を張り合わせたものなど、女性ユーザーでも楽しめる製品も多く出揃っている。

バッテリー容量で選ぶ

一般的にバッテリー容量は、どの程度の充電が可能かを示す「mAh(ミリアンペア・アワー)」の値で表されている。購入の際には、必ずこの値をチェックしよう。mAh値が大きい=容量が大きいということ。バッテリー容量はデバイスによって違うので、フル充電可能かどうかは異なることは知っておくべきだろう。

<バッテリー容量の目安>
タブレットや大きいサイズのスマホであれば最低でも5,000mAh、スマホへの2回程度の充電を希望するなら10,000mAh程度、タブレットなど大容量製品の充電を考えている場合は20,000mAh前後だ。使用機種や状況に合わせて、ゆとりのある容量のものを選ぼう。

USBポートの数で選ぶ

モバイルバッテリーには、USBポートがついており、この個数も選ぶ際のポイントになるだろう。2口以上ついているものではスマホを充電しつつ、タブレットやワイヤレスイヤホンなどの同時充電が可能だ。スマホ充電だけのために探している方は、1口のもので十分だが、同時使用を考えているのであれば、2口以上を選ぶ方が良い。

出力A(アンペア)で選ぶ

mAhが大容量であっても、出力アンペア(A)が小さいと速い充電ができない。急速充電したい方は、mAhの数値が大きいものを選ぶようにしたい。モバイルバッテリーも以前は、1A出力のみの製品が多くを占めていたが、最近では2.0Aが主流となっている。スマートフォンやタブレットは年々高性能化しており、中でもタブレットは2A以上の電流出力を持ち合わせていないものだと充電できないものが多いため注意が必要。

『急速充電』とは

販売されているモバイルバッテリーの多くは、通常よりも短い時間で充電できる「急速充電」が可能だ。アンペア(A)で示される出力(充電する力)の数値が大きいほど速く充電できる。例えば、1Aで8時間かかるバッテリーを2Aで充電すると約半分の時間で充電が完了する(10,000mAhは2Aで約8時間、1Aなら約16時間)。タブレットの充電を考えている場合は、2Aのものがおすすめ。

機種やメーカーで異なる『急速充電』の方式

急速充電に対応しているモバイルバッテリーは多いが、スマートフォン機種(AndroidやiPhoneなど)によって急速充電の方式が異なり、機能もそれぞれ高性能化している。例えば、Androidスマートフォンやタブレットでは「QuickCharge(QC)」と呼ばれる急速充電の規格が広く使われている。

バッテリーメーカーごとの呼び方

モバイルバッテリーのメーカーによっては、端末の種類を区別化するため、最適な充電を行う機能を「急速充電」と呼んでいるケースもある。例えば、Ankerでは「PowerIQ」「VoltageBoost」、バッファローは「AUTO POWER SELECT」、cheeroは「Auto-IC」などと表記されている。

USB PD(USB Power Delivery)とは

USB PD(USB Power Delivery)とは、急速充電技術のこと。Androidの最新モデルや「iPhone X」「iPhone 8」シリーズにも搭載されている。このUSB PD対応のモバイルバッテリーはノートPCを想定しており、20,000mAhクラスの大容量タイプが多く販売されている。比較的小型の10,000mAhクラスの製品も登場しはじめている。急速充電を最新式のiPhoneで使おうと考えている場合は、「USB PD」に対応しているかもしっかり確認しよう。

充電式と乾電池式、どちらを選ぶか

モバイルバッテリーはこれまでみてきたように充電をするタイプが多いが、乾電池タイプもよく利用されている。充電がなくなっても乾電池を買えばすぐに使える体。ただし、毎回購入コストがかかり、ゴミが増えるのが難点ではある。ただ海外旅行などコンセントが使えない場合も多いため、乾電池タイプは重宝するだろう。このように使用するシチュエーションによって使い分けると良いだろう。

無接点対応かどうかで選ぶ

最近では、ケーブルに繋ぐ必要がない「無接点対応」タイプのモバイルバッテリーも販売されている。ワイヤレス充電の国際標準規格「Qi(チー)」に対応したスマートフォンが対象で、対応していないと使えないため、利用の際には確認しよう。iPhone8やiPhoneX、Galaxy、XPERIAなど対応機種は増えてきている。ケーブルがいらないので便利だが、ケーブルありのバッテリーに比べて充電速度は遅い。

モバイルバッテリーの使用方法

既存のポータブル充電器といえば電池式の充電器が大半を占めており、電池が切れた時に毎回乾電池を購入する必要があった。しかし、今販売されているモバイルバッテリーの多くはUSB充電が可能で、コンセントからバッテリー自体を充電することも可能だ。USBコネクタのついた充電ケーブルなど、簡単に使えるものも多い。

本体への充電の仕方

スマートフォンを充電するときと同じように、バッテリーでの充電にはUSBケーブルを使うのが一般的(中にはケーブル内蔵のものもある)。多くの製品にはケーブルが付属しており、コンセントにさしたUSB充電器と本体を、ケーブルでつないで充電する。ただし、モバイルバッテリー自体の容量が大きいほど、充電に時間がかかる。

充電中のスマホ使用は避けた方が良い

充電をしながらのスマホ操作はNG。スマホにもモバイルバッテリーにも負担がかかってしまい、バッテリー寿命を縮めることになりかねないからだ。可能であれば充電中は操作をせず、フル充電になってからの使用を心がけよう。

使用上限の目安は『約500回』

何度も充電や放電を繰り返すモバイルバッテリーは、本体が劣化してしまうため永久に使い続けることができない。500回が使用上限だと考えておこう。使用頻度が高い方は、だいたい1年半前後での買い替えが必要だ。

※画像はイメージであり、紹介している商品とは異なります。

Webメディア「éditeur」は、2019年6月13日をもってサービスを終了しました。一部コンテンツは、「ママテナ」に移管しております。引き続きお楽しみください。
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