【千葉県野田市】関宿城博物館30周年!久世家の軌跡をたどる企画展「関宿城に舞う鷹の羽」開催


千葉県立関宿城博物館では、10月4日(土)~11月30日(日)の期間、開館30周年記念企画展「関宿城に舞う鷹の羽~下総久世家~」を開催している。会期中にはワークショップなどの企画も実施。同時開催として、謎解きクイズラリーも行われる。

開館30周年、久世家の藩政に迫る企画展


千葉県立関宿城博物館は、1995年11月、千葉県野田市関宿に開館した。建物の天守閣部分は、かつての関宿城を古い記録に基づいて再現している。

野田市関宿は、近世から近代にかけて利根川水運の中継地として栄え、高瀬船や通運丸が往来して賑わっていた。また、徳川家康の異父弟松平康元を藩祖とする関宿藩には幕府の要職にある譜代大名が配置された。

そこで、同博物館では、「河川とそれにかかわる産業」をテーマに河川改修や水運の歴史を紹介しながら、流域の人々と川との関わりについての資料のほか、関宿城や関宿藩の歴史を展示・紹介している。

久世家の家紋「久世鷹の羽」

この度、関宿城博物館では、開館30周年を記念し、企画展「関宿城に舞う鷹の羽~下総久世家~」を開催。久世家ゆかりの品々や、関宿の絵図を通じて、藩の体制が整備されていく変遷を紐解く。

約180年にわたる久世家をひも解く

同展では、6つのセクションに分けて展示が行われる。

久世家家系図(同館蔵)

鷹羽紋色紙箱(奥原信氏蔵 同館寄託)

「久世家の系譜」では、関ヶ原の戦い以前から徳川家に仕え、歴代将軍からの信頼も厚かった久世家の、戦国時代の三河国(現在の愛知県)から始まる徳川家との関わりと、初代藩主・広之(ひろゆき)までの系譜を紹介する。

久世広之の坐像写真(浄泉寺蔵)

カシワリ鳥卵殻(大國魂神社蔵)

「広之の入部(関宿藩主就任)」では、2代将軍 徳川秀忠、3代将軍 家光に仕え大名となり、4代将軍 家綱の時代には若年寄、さらに老中へと昇進を続けた広之が、関宿藩主に就任し、関宿の地に入部するまでを紹介する。

初代亀井清左衛門満平「家相肖像」(亀井薰氏蔵 同館寄託)

(覚書)関宿藩諸規則式覚書(茨城県立歴史館蔵)

「家臣団の形成」では、旗本から5万石の大名にまで昇進した広之の家臣召抱えの経緯や、家臣団をまとめるために定めた規則等を紹介する。

諸国城郭絵図のうち下総国世喜宿城絵図複製(同館蔵)

関宿城弾薬箱(高野進氏蔵 同館寄託)

「城と領地」では、初代藩主広之による城下町整備や御三階櫓(ごさんかいやぐら)再建の功績、藩領の詳細、石高が58,000石に定着するまでの藩領の移り変わりなどを、関連資料や歴史的背景とともに詳しく紹介。

『関宿土産』千葉県立中央図書館蔵

和泉国(現在の大阪府)の藩で発行された藩札

「領内の町と村」では、関宿藩が行った洪水対策と、それにより悪化していく藩の財政状況、下総国外の飛地について紹介する。

仕官録 全(亀井薰氏蔵 同館寄託)

京都所司代跡(京都市中京区)

広之以降の久世家は、重之(しげゆき)・暉之(てるゆき)・広明(ひろあきら)と引き続き関宿を治めた。「その後の藩主」では、重之以降、初期の藩主たちの藩政や、幕府との関わりを展示する。

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