「孫を見られないかも」不安と嫉妬心から、悪意の通告に及んでしまう|ご近所さんに虐待通告されました

「孫を見られないかも」不安と嫉妬心から、悪意の通告に及んでしまう|ご近所さんに虐待通告されました

謝罪とこれから

女性 後ろ姿

郷田「朝さんに不快な思いをさせて、本当にごめんなさい。私の心が弱かったの」

それまでの過程の話を聞いて、こんなにも深く年上の方が頭を下げているというのに、許せないわけがないです。

朝「もう顔を上げてください、郷田さん。変わらずこれからも、ゆずといつきと仲良くしてくださったら嬉しいです。2人とも、郷田さんのことが大好きですから」

その言葉に郷田さんの表情は少し明るくなり、いつもの雰囲気を取り戻しました。今回の件で色々悩んだり思うところはありましたが、それでも、人それぞれに抱えているものはあります。私自身も、子どもとの向き合い方を考えるきっかけになりました。

その数か月後、郷田さんはあのゴミ捨て場で私に声をかけてきました。

郷田「息子がね、不妊の検査をしたら治療で治せるものだったんですって。彼女ともしっかり話し合って、入籍を決めたみたいなの」

郷田さんの顔には安堵の笑みが浮かんでいて、少し涙ぐんでいるようにも見えました。

朝「よかったですね。お孫さんができたら、ぜひうちの子と遊ばせましょうね」

あの事件は本当につらいできごとでしたが、こうして郷田さんとは良い関係を取り戻すことができました。今後も誰かに通告されてしまう可能性はゼロではないと思いますが、だれに見られても胸を張れるように育児をしていけばいいだけと割り切って、これからも笑顔いっぱいの子育てをしていきたいと思っています。

あとがき:堂々と胸を張って子育てを

今回のお話では、嫉妬心から虐待通告されてしまった朝の心情や通告者である郷田の心理について描かれました。抱えてることは人それぞれ。ですがそれで他人にはけ口を持ってきてしまってはいけませんね。

何があっても堂々とできる子育てをしていたら、びくびくする必要はありません。朝のように前向きな気持ちで子育てに臨めるといいですね。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

記事作成: 七葉 玲

(配信元: ママリ

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